東京駅前の八重洲地区の地下に、国内最大のバスターミナルが誕生することが発表された。2022年8月に先行開業を予定する。
八重洲地区は、都市再生特別措置法に基づき都市再生緊急整備地域に指定されている。「東京都心・臨海地域(八重洲地区)整備計画」として、商業、居住、教育、文化、交流などの多様な都市機能集積とともに、大規模バスターミナルの整備を核として事業が進んでいる。
八重洲地区では、3つの再開発事業が、異なる再開発組合により2015年から順次進行しており、それぞれの地下にバスターミナル施設が整備される。この設備を都市再生機構(UR)が一体的に保有し、運営者を選定することが決まっていた。
12月18日の発表では、都市再生機構が京王グループの京王電鉄バスを運営者に選定し、整備・運営に関する基本協定を締結したことを明らかにした。
バスターミナルでは、高水準なトランジット機能を提供することを目指す。京王グループは、新宿高速バスターミナルや京王八王子高速バスターミナルを運営していた経緯があり、経験を活かし整備・運営していくとしている。
バスターミナルは、先行する一部の再開発事業が竣工予定の、2022年8月の開業を予定する。2028年にはバスターミナル全体が開業し、総面積約21,000平方メートル、20バースで乗降できる、国内最大規模のバスターミナルが誕生することになる。