エミレーツ航空は、新型コロナウイルスに関連する払い戻し処理を完了した。
4月から10月にかけて申請があった、約170万件の払い戻し処理を完了した。金額は63億ディルハム(約1,800億円)に及び、エミレーツ航空に直接予約をした人に47億ディルハム(約1,300億円)、残りは旅行会社経由で返金された。航空券を保持するという選択をした人もいたという。
エミレーツ航空では、2021年3月31日までに旅行予定の航空券を持つ人に対し、日程変更や航空券の有効期限を予約日から最大2年間延長できる特別措置を行っている。
エミレーツ航空のティム・クラーク社長は、「2020年の初めの数ヶ月間、新型コロナウイルス感染症は世界中の旅行を大規模に混乱させ、エミレーツ航空を含む航空・旅行業界全体で前例のない量の払い戻し要求を引き起こしました。これはどの航空会社にとっても望まれた状況ではなく、特に業務の大幅な縮小による資金繰りの逼迫に直面していました。このような困難な状況の中、パンデミックが事業に与える影響に対処しながらも、お客様を第一に考えて応対する事を見失うことはありませんでした。払い戻しおよびカスタマーサービスチームの努力、パートナー企業のサポートと協力、そしてお客様のご理解のおかげで、エミレーツ航空は現在、払い戻しの返金業務を解消しました。パンデミック前と比較すると、払い戻しやフライトクーポンの変更依頼が依然として多くなっていますが、現在では7日以内に対応できるようになりました。」とコメントした。
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