成田国際空港は、定期旅客便の空港使用料を一時的に減免する。
新型コロナウイルスの影響で、運航回数や旅客数に基づく「成田ハブ化促進インセンティブ」、「成田空港マーケティングインセンティブ」の両制度は適切に運用することが困難な状況となっていることから、運用を一時的に停止し、その間は空港使用料を減免する。
国内線定期旅客便は、着陸料と停留料の全額、国際線定期旅客便は、最大離陸重量100トン未満の小型機は1回の着陸につき3万円、最大離陸重量100トン以上の中・大型機は同7万円を減免する。
対象期間は、2020年4月から、旅客便運航回数が2019年度実績と比較して50%を上回り、定期旅客便運航の回復基調が見込まれるまでの間としており、毎年度4月から3月までの1年間で、国内線と国際線にわけて判断する。
2020年上期の旅客機発着回数は、国際線旅客便が14,208便(前年同期比85%減)、国際線貨物便が19,510便(同59%蔵)、国内線旅客便が9,582便(同65%減)となった。