藤田観光は、箱根・小涌谷の三河屋旅館の運営を引き継ぎ、「箱根小涌園 三河屋旅館」として10月2日に開業した。
三河屋旅館は、1883年に創業。「中国革命の父」と言われる孫文や画家の竹久夢二、歌人の与謝野晶子などが滞在した、箱根の名旅館。国登録有形文化財になっている旅館の中心「本館」には、職人の技が際立つ見事な唐破風があり、創業当時の趣を残すラウンジからは眼前に迫る箱根浅間山や、遠くに明星ヶ岳や明神ヶ岳などが連なる箱根外輪山を見渡せる。眼下には大正時代に開かれた庭園「蓬莱園」が広がり、錦秋に染まる箱根の山々をとともに一幅の絵の様な壮大なパノラマが広がっている。
客室数は全25室で、全室をベッドスタイルとした。孫文の揮毫が飾られた部屋や露天風呂付きの離れなどの個性的な客室で、うち10室が露天風呂付き。半露天風呂の貸切風呂もある。防音、断熱効果を向上させる内サッシを導入し、浴槽など水回りも改修している。
夕食には米麹甘酒や、神奈川県産のやまゆり牛とやまゆり豚、御殿場産の地鶏、大平台の姫乃水豆腐など地場産の食材を豊富に取り入れたを使ったオリジナルメニュー「三河屋鍋」を用意している。
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