東海道新幹線の新型車両N700Sがきょう1日、午前6時東京発博多行きの「のぞみ1号」で営業運転を開始した。
N700Sは東海道新幹線では13年ぶりとなるフルモデルチェンジ車両。形式名の「S」は「Supreme(最高の)」という英単語にちなみ、N700系シリーズで最高の車両を意味する。リクライニング機構が改良された座席や全座席へのコンセント設置など、「快適性」が前面に押し出された新幹線だ。
▲JR東海 金子慎代表取締役社長
「のぞみ1号」の出発に合わせて東京駅14番線で開かれた式典でJR東海の金子慎代表取締役社長は、「安全性、安定性、快適性、環境性能、全ての面で最高の性能を有した新幹線。これまでにない上質な乗り心地や快適な空間をお客様に提供できる」とアピールした。
一番列車に充当されたのは量産車第一編成となるJ1編成だった。このほか、隣の15番線から発車する続行の「のぞみ3号」にはJ3編成が投入された。今後、さらに2編成が営業運転を開始し、2022年度までに全40編成が投入される。あす以降の運用状況については東海道新幹線運行情報のTwitterアカウント等で公表される。