中部国際空港は、「FLIGHT OF DREAMS(フライト・オブ・ドリームズ)」の1階有料コンテンツエリア「フライトパーク」と2・3階「シアトルテラス」の一部店舗の営業を、6月12日より再開した。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、2月29日から休館していた。
1階有料コンテンツエリア「フライトパーク」では、入場者にはマスクの着用や手指消毒を求め、非接触体温計による検温で体温が37.5度以上の場合には入場できない。チケットカウンターなどには飛沫防止パネルを設置し、設備機器をこまめに消毒するなどの対策を講じる。密集・密接対策として、入場人数やコンテンツ体験者数を通常の50%程度に制限するほか、待ち列の間隔も確保する。「シアトル航空博物館ワークショップ」は当面の間、開催を休止する。営業時間は午前10時から午後5時まで、最終入場は午後4時30分。
飲食物販エリアの「シアトルテラス」は、3階の「STARBUCKS」、3階連絡通路の「ローソン」、2階の「Beecher's Handmade Cheese」と「Ethan Stowell PIZZA&PASTA」のみ営業を再開する。営業時間は午前10時から午後6時まで、「ローソン」のみ午後5時まで。1階の「ボーイングストア」は臨時休業する。
中部国際空港では、入館ポイントなどに手指消毒液を設置するほか、マスクの着用を要請するポスターの掲示、立ち位置のマーキングやベンチの利用制限などソーシャルディスタンスの確保、ターミナル各所の消毒などの対策も行っている。出発ロビーやゲートラウンジの広い空間では約60分、保安検査場や手荷物受取所などでは約30分で全ての空気が入れ替わる換気能力を備えているという。サーモグラフィーの設置箇所も拡大する。
6月12日からは、スカイマークが中部国際空港を発着するフライトの運航を再開した。4月1日から発着便がゼロの国際線も、マニラから6月16日に到着のフィリピン航空便より発着を再開する。第2ターミナルは、4月10日から閉鎖を継続している。