ANA Cargo(ANAカーゴ)は、東京/成田〜フランクフルト線で貨物臨時便の運航を、6月10日より開始した。
運航は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、増大する航空貨物需要に応えたもの。6月17日と24日にも運航予定で、7月も同規模での運航を検討する。貨物専用便でのヨーロッパへの運航は初めて。機材はボーイング777Fを使用する。
成田発は、半導体製造装置や電子機器・部品、衣料品、医療物資など65トンを搭載。復路のフランクフルト発は、一般貨物やワインなど100トンを搭載する。
ANAカーゴは、ボーイング777Fを2機保有。全長63.7メートル、全高18.6メートル、全幅64.7メートルで、実用航続距離は9,070メートル。エンジンはゼネラル・エレクトリック製のGE90エンジンを2基搭載する。搭載重量は102.01トンで、航空機エンジンや半導体製造装置、リチウムバッテリ-や医薬品などの危険品・特殊品を大量に輸送できる。貨物を満載した際の実用航続距離は9,070キロで、アメリカ東海岸までノンストップで運航できることから、東京/成田〜シカゴ線にも投入している。北米に生息する青い鳥「アオカケス」を意味する「BLUE JAY」の愛称が付けられている。
■ダイヤ
NH8597 東京/成田(08:30)〜フランクフルト(13:40)/6月10日・17日・24日
NH8598 フランクフルト(15:40)〜東京/成田(10:05+1)/6月10日・17日・24日