台湾でチャイナエアラインの改名を要求する声が挙がっている件で、台湾の蘇貞昌・行政院長は、同社に対してロゴマークを削除するよう求めた。現地メディアなどが報じている。
チャイナエアラインをめぐっては、海外で中国大陸の航空会社と誤解される可能性があるとして、以前から同社の改名を求める署名運動などが起きている。現在の新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、台湾が同社の貨物機でアメリカやヨーロッパにマスクを寄贈した際にも、中国大陸からの支援と誤認されるケースがあったという。
これを受けて蘇行政院長は、同社の名称が国外で混乱を発生させる原因になっていると指摘。同社に対し交通部を通じて、輸送する物資に国旗や「Taiwan」の文字を表記するよう要求した。同社は意向に従うとみられる。