東京商工リサーチによると、萩グランドホテル天空を運営する長州観光開発が、4月6日に山口地裁萩支部に破産を申請した。
長州観光開発は、1972年7月に設立。資本金は9,000万円。1973年に開業後、旅行需要の低迷から数年で別企業の傘下となり、2003年に大浴場をリニューアル、2004年にはホテル名を変更、2008年7月には地産地消をテーマとした直売所「とれたて市場」を開設していた。過去の投資での負債が大きな負担となり、金融機関に返済計画の見直しに応じてもらうことで営業を続けていたものの、業況に改善が見られない中、新型コロナウイルスの感染拡大による自粛が続き、客足はさらに減少。事業継続が困難となり、今回の措置となった。
負債総額は約18億円。