外務省は、3月25日、全世界に渡航危険情報「レベル2(不要不急の渡航自粛勧告)」を発出した。全世界に渡航自粛を求めるのは初めて。
渡航先で国境閉鎖や外出禁止令などによる行動制限を受けたり、航空便の突然の減便や運航停止によって出国が困難となる事態を防ぐため、不要不急の渡航中止を求めた。
渡航危険情報と感染症危険情報は異なり、渡航危険情報は主に、テロや紛争などで国民に危害が加わる可能性がある場合に発出される。これまでに、全世界に感染症危険情報の「レベル1(渡航注意勧告)」、アメリカや中国の一部などに「レベル2(渡航自粛勧告)」、イタリアやドイツ、イラン全土などに「レベル3(渡航中止勧告)」を発出していた。
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