JR東海、JR西日本、JR九州の3社は、東海道・山陽・九州新幹線に導入する特大荷物置場について、5月20日から利用を開始すると発表した。各車両客室内の最後方スペースを特大荷物置場と定め、最後部座席を「特大荷物スペースつき座席」として発売する。
特大荷物として扱われるのは3辺の合計が161センチ以上250センチ以内の荷物で、車内に持ち込む際は同座席の予約を求める。通常の座席と同様に、駅の窓口や指定席券売機等で購入可能。通常の座席と料金は同じだが、事前予約なく特大荷物を持ち込む場合は1,000円の手数料を徴収する。
▲N700S確認試験車に設置されているデッキ部荷物スペース。
このほか、2023年度には車内の一部の洗面所を「荷物コーナー」として整備する見通し。「荷物コーナー」では盗難防止のため、番号によるバーロックと交通系ICカードなどで解錠できるワイヤーロックの二重ロック方式を採用する。