イタリア政府、全土で移動制限 4月3日まで

イタリアのコンテ首相は、3月9日に開催した記者会見で、現地時間10日朝からイタリア全土で移動を制限すると発表した。期間は4月3日までを予定する。

8日に発表した首相令で、ロンバルディア州全域と4州14県を対象に、移動を制限すると発表していた。仕事上や健康上の理由であれば、移動は許可される。ロイター通信によると、屋外でのイベントやサッカーなどのスポーツイベントも中止するという。

9日現在、イタリアでの新型コロナウイルスの感染者数は9,172人に達し、前日から1,797人増えた。死者も前日から97人増え、463人となった。

日本の外務省も、イタリア・ロンバルディア州、ヴェネト州、エミリア＝ロマーニャ州、ピエモンテ州、マルケ州、サンマリノに「レベル3（渡航中止勧告）」、それ以外のイタリア全土とバチカン市国に「レベル2（不要不急の渡航自粛）」の感染症危険情報を発出している。