外務省は、イラクとイランの一部地域で危険レベルを引き上げた。
イラクは、従来から多くの地域で最高レベルとなる危険レベル4(退避勧告)としていたものの、情勢の悪化に伴い、全土をレベル4に引き上げ、直地に退避を求めている。
バグダッドの在イラク日本国大使館では、バグダッドの退避を希望する邦人の退避が完了したことから、一時閉館し、在エルビル領事事務所が退避支援などを継続する。
イランは、シスタン・バルチスタン州チャーバハール市と同市周辺の自由貿易地域、ケルマーン州、首都テヘランなどで、危険レベル3(渡航中止勧告)に引き上げた。パキスタンやケルマンシャー州とイーラーム州のイラクとの国境地帯では、危険レベル4を継続している。