北海道エアシステム（HAC）は、ATR42-600型機の初号機を12月18日に受領した。
HACは2機のATR42-600型機を発注しており、SAAB340B型機を置き換える。既存機と同等の運航コストである一方、座席数は増加する。
HACの大堀哲代表取締役社長は、「当社は、新たな歴史の幕開けとなるこの日を心待ちにしていました。大自然を求めて、多くの観光客が北海道を訪れています。極寒・豪雪となる冬の厳しい気象条件下でも優れた性能を発揮するATR42-600は、当社の事業に貢献してくれるものと考えています。北海道の皆様に一日でも早く本機を披露したいと思います」とコメントしている。
ATRのステファノ・ボルテリCEOは、「当社の航空機は、日本市場の需要に合致しています。最高水準の快適性や環境性能を求めることで知られている日本の利用者にも、二酸化炭素（CO2）排出量が少なく、快適性の高い最新の客室をもつ当機を気に入っていただけると思います。日本市場でATR機が増えていることは、当機の非常に優れた経済性と日本における地域ネットワーク維持の必要性を証明しています」と、優位性を強調した。
ATR機の日本での運航は、天草エアライン、日本エアコミューターに次いで3社目となる。
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