JR北海道は、2020年3月14日にダイヤ改正を実施し、快速「エアポート」の増発など、札幌圏の輸送体型を見直す。
快速「エアポート」を毎時5本化し、1日計32本を増発する。手稲駅を午前5時30分、札幌駅を午前5時50分に出発し、新千歳空港駅に午前6時28分に到着する「エアポート」50号を新設し、早朝便の利用にも対応する。
増発する「エアポート」のうち4本を、速達タイプの「特別快速」とし、札幌と新千歳空港駅間は、新札幌・南千歳駅のみ停車する。朝の通勤時間帯に運転することで、空港利用者の乗車に特化し、前後の「エアポート」の混雑緩和を見込む。
ダイヤ改正後の「エアポート」は概ね12分間隔で運転し、札幌〜新千歳空港駅間の所要時間は、快速では37分から39分、特別快速では33分から35分となる。普通列車の運転は、「エアポート」の増発に合わせた体系に見直す。
この他に、函館線の快速通過駅の利便性向上や、夕方の通勤時間帯の利便性向上を図るほか、小樽〜長万部駅間に新型気動車H100形を導入する。また、民族共生象徴空間「ウポポイ」の開設に向け、特急「北斗」の24本中19本を、白老駅に停車させる。
また、特急「スーパー北斗」「スーパーおおぞら」「スーパーとかち」は、それぞれ「北斗」「おおぞら」「とかち」に愛称を変更する。「おおぞら」の1日12本中半数を、283系から新造した261系に置き換える。