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ZIPAIRの初号機、成田空港に到着 厦門で塗装、来年5月就航へ




日本航空(JAL)が出資する中長距離格安航空会社(LCC)、ZIPAIRの初号機(機体記号:JA822J)が、きょう10月27日朝、成田空港に到着した。



JALが初期に導入したボーイング787-8型機を移管するもので、塗装作業は厦門で行った。フェリー便はJL8152便として、厦門を同日午前1時11分に出発し、午前6時8分に到着した。今後、機内の改修作業を行う。



就航までに、さらにボーイング787-8型機1機を、JALから移管して導入する。東京/成田〜バンコク/スワンナプーム線を2020年5月14日、東京/成田〜ソウル/仁川線を同7月1日に開設し、それぞれ1往復する見通し。成田空港では第1ターミナル北ウイングを使用する。



機体デザインは、窓枠に沿って細いグリーンのラインを入れ、前方の窓下にロゴを配し、矢が「ビュッ(ZIP)」と飛ぶように、目的地に向かって一直線に大空を飛び行く姿をイメージした。垂直尾翼はコーポレートカラーのハーモニー・グレー、黒の文字と短いトラスト・グリーンのラインで構成されるシンボルマーク「Z_」を配した。



座席数は290席、具体的なシート配列は発表されていない。同型機を使用する中長距離LCCのジェットスター航空は335席、スクートは329席・335席の構成で、約1割強少ない。両社ともに2クラス制で、上級クラスはライフラット横7席、エコノミークラスは横9席の構成であることを考えると、ZIPAIRではよりゆったりとした機内空間になる見通しだ。

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