日本航空(JAL)は、成田空港本館の「JALファーストクラスラウンジ」のリニューアルを完了した。
新たに10月1日にオープンするのは、3階部分の「JAL's SALON」。4月には4階部分の「JAL's Table」、「鮨 鶴亭」、ラウンジエリアをリニューアルオープンしている。本館3階の「サクララウンジ」も、8月にダイニングエリアを拡充している。
コンセプトは、「モダンジャパニーズ」。「JAL's SALON」は、ソファーを中心にゆったりと寛げる落ち着いた空間とした。”日本の匠の味”が楽しめるバーカウンターでは、日本のクラフトウイスキー、クラフトジン、クラフトラムなどの日本のこだわりの酒類や、EN TEAの日本茶や和菓子を提供する。プレミアムウイスキーは「響 ブレンダーズチョイス」、「山崎12年」、「白州」の3種類。クラフトジンは「ROKU GIN」、クラフトウォッカは「HAKU」と、日本の逸品にこだわった。
クラフトウイスキーと日本茶、和菓子は月替りで用意する。10月のクラフトウイスキーは厚岸蒸留所の厚岸ウイスキー、日本茶は玉緑と水出しゆず緑茶、和菓子は宗家源吉兆庵の織部錦となる。
バーカウンターで提供するグラスは東京・湯島の木村硝子製、ピンチョスの皿は千葉のスガハラsghr製。茶器などはテーブルコーディネーターの山本侑貴子氏が選んだ。
JOHN LOBB(ジョン・ロブ)による靴磨きサービスは、3階から4階部分に移設する。提供時間は午前7時30分から午後12時30分までと、午後3時から午後8時まで。シャワールームや喫煙エリアもリニューアルした。
4階の「JAL's Table」では、特製ビーフカレーなどをビュッフェスタイル、一部の料理はスタッフが料理を取り分けるカウンタースタイルで提供する。山本侑貴子氏が演出し、「和御膳」、「サラダプレート」、「パスタプレート」などの各メニューをを用意。取材時には、ボロネーゼや豚角煮、とんこつラーメン、AFURIの柚子塩ラーメン、シフォンケーキなどを提供していた。白木のカウンターが印象的な「鮨 鶴亭」では、職人が利用者の要望に応じ、握り寿司を提供する。ネタは週替りで、3種類を用意する。
営業時間は、午前7時30分から午後10時まで。ファーストクラス利用者、JALマイレージクラブのダイヤモンド会員・JGCプレミア会員、ワンワールドのエメラルド会員が利用できる。
JALは、成田空港のサテライトでも「JALファーストクラスラウンジ」を運営しており、利用者の動向や意見を踏まえ、リニューアルを検討する。