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品川から羽田空港まで292円に 京急、10月から空港アクセス値下げ




京浜急行電鉄は、10月1日に空港線の加算運賃引き下げと、消費税増税の転嫁のための運賃改定を実施する。この改定により、品川~羽田空港国際線ターミナル・羽田空港国内線ターミナル駅間のICカード運賃は292円となる。



現在、空港線の天空橋〜羽田空港国内線ターミナル駅間と他の区間をまたがって利用する場合、基本運賃に加えて加算運賃を設定している。空港線の延伸工事や輸送力増強工事に要した設備投資額等を回収するための費用で、設備投資額等の回収が順調に進捗してきたことから、引き下げを決めた。現行の加算運賃は大人170円であるが、改定後は50円に引き下げる。定期運賃の加算運賃も変更する。



また、10月1日から消費税率引き上げのため、運賃を消費税率引き上げ相当分となる平均1.852%引き上げる。また、品川~横浜間の一部駅間の特定運賃も改定し、羽田空港各駅と穴守稲荷・大鳥居・糀谷・京急蒲田の各駅相互間で設定している特定運賃を廃止する。



主な駅と羽田空港への運賃

10月1日からの大人運賃は、羽田空港国内線ターミナル・羽田空港国際線ターミナル~品川駅間がICカード利用で292円(現行407円)、羽田空港国際線ターミナル~横浜駅間が333円(同448円)、羽田空港国内線ターミナル~横浜駅間が364円(同478円)など。一部区間を除き、約110円の値下げとなる。



空港連絡特殊割引

なお、羽田空港国内線ターミナル駅・羽田空港国際線ターミナル駅と都営線各駅、京成線成田空港駅・空港第2ビル駅・京急線各駅(羽田空港国内線ターミナル駅・羽田空港国際線ターミナル駅を除く)と京成線成田空港駅・空港第2ビル駅の相互間を利用した場合に適用される「空港連絡特殊割引」は変更しない。



運賃逆転

これらの運賃改定で、京急空港線の糀谷~天空橋駅間から都営線方面各駅への運賃が、距離の長い、羽田空港国際線ターミナル駅から都営線方面各駅への運賃より高くなるため、京急空港線の糀谷~天空橋駅間と、都営地下鉄線各駅・京成線の成田空港・空港第2ビル駅と千原線を除く各駅・北総線各駅間相互発着に有効な「羽田みらいきっぷ」を設定し、通常運賃から割り引くことで、運賃の逆転に対応する。





「羽田みらいきっぷ」は京急線糀谷・大鳥居・穴守稲荷・天空橋駅で発売する。都営・京成・北総線各駅では発売しない。有効期間は発行日から3ヶ月以内の任意の1日。「紙券」で発売し、自動改札機は利用できない。なお、都営・京成・北総線各駅からも利用できるが、対象区間外への区間変更は出来ず、有効区間外で使用した場合、別途当該区間の普通運賃を収受する。



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