隅田川と東武鉄道は、浅草と東京スカイツリーを結ぶエリアの整備を官民連携で推進する。
このエリアにおいては、墨田区・台東区による姉妹区提携や、東京スカイツリータウン開業を契機とした地域連携が進められてきたが、官民がより一層連携し、隅田川を中心として浅草・東京スカイツリータウンの2大観光拠点を有する本エリアの特性を活かし、恒常的なにぎわいの創出を推進する。
浅草~東京スカイツリータウン間の回遊性を促進し、さらに北十間川周辺エリアに生まれた賑わいを向島地区や両国・本所地区の南北方向にも広げていく「北十間川・隅田公園観光回遊路整備事業」を推進する。同事業は、北十間川西側区間(隅田川から東武橋付近まで)の水辺を中心とした親水テラス、鉄道高架下、コミュニティ道路、隅田公園(南側の一部)の一体的な整備を目指す。
また、北十間川・隅田公園観光回遊路整備事業にあわせて、東武鉄道の隅田川橋梁に新たに歩道橋を設置する。浅草寺~北十間川エリア~東京スカイツリータウンを最短で結節する動線を整備することで、既存の吾妻橋、言問橋、桜橋を活かした様々な観光回遊路を創出し、浅草・東京スカイツリーエリアの連携を一層強化する構え。また、歩道橋新設にあわせて、既存の隅田川橋梁のカラーデザインを東京スカイツリーに採用している「スカイツリーホワイト」を基調とした色に変更する。
一部を除き、来年春の供用開始を予定している。