三菱航空機は、開発中のリージョナルジェット機「MRJ(三菱リージョナルジェット)」を、「Mitsubishi SpaceJet(三菱スペースジェット)ファミリー」に改称すると発表した。
これまでの「MRJ90」は「SpaceJet M90」とし、コンセプトスタディ中で、これまでの「MRJ70」の検討内容を発展させた「SpaceJet M100」をあわせた、2機種で構成される見通し。「SpaceJet M100」は3クラスで65席から76席、モノクラスでは最大88席を配置できる。パリ・エアショーでは、キャビンのモックアップを展示する。開発が決定した場合、今年後半にも発表することを計画している。
三菱航空機の水谷久和社長は、「Mitsubishi SpaceJet ファミリーは、リージョナルジェット機ビジネスを再定義するという三菱航空機の計画を具現化する機体です。当社はSpaceJet M90の初号機納入に向けた準備を進める一方、過去数年間にわたりリージョナルジェット機市場の調査を続け、現在と将来の市場ニーズを探ってきました。その答えがコンセプトスタディ中のSpaceJet M100です。この2機種は新たな変化が急速に求められているマーケットに対する当社の継続的な取り組みを示すもので、航空会社は乗客の満足度を高めるとともに著しく収益の向上を実現できます。」とコメントした。