JR東日本スタートアップは、空席情報配信サービスを提供するバカンと資本業務提携を締結した。
複数の飲食店やトイレの混雑状況をカメラやセンサーで自動検知し、リアルタイムでデジタルサイネージやスマートフォンで配信する。実証実験などの結果、利用者から好評だったといい、駅ナカでの高いニーズが確認できたことから、資本業務提携に至ったという。
JR東日本グループは、主要なターミナル駅や駅ビルなど混雑しやすく、たくさんの飲食店が入居する施設を有しており、混雑解消に向けた取り組みを積極化する。
バカンは、2017年度にJR東日本スタートアッププログラムの「アクセラレーションコース」で採択されている。混雑状況の検知は、駐車場や空港の保安検査場などでも活用できるほか、お弁当の販売状況を見える化し、スマホやパソコンから事前注文と決済を行った後に店舗で受け取るができるサービスなどを展開している。