ジェットエアウェイズの経営再建を巡り、買収や投資などの動きが活発化している。
すでに24%の株式を保有するするエティハド航空は、株式の追加取得に応札した。外資制限により、エティハド航空による株式の取得には制限がある。
5月22日には、インドのコングロマリットであるヒンドゥジャ・グループが、買収に向けて検討を進めていることを明らかにしている。ロイター通信やインドのエコノミック・タイムズによると、ヒンドゥジャ・グループは、銀行や石油、ガス、メディア、電力などの事業を展開し、創業者一族は億万長者として有名。かつて、エア・インディアの株式取得も検討していたことがある。
インド国内で第2位のシェアを占めるジェットエアウェイズは、原油高やルピー安によって経営難に陥り、4月に運航を停止。債権者である銀行団はスポンサーを募集するなど、運航再開に向けて奔走している。一方で、インド国内では、国営航空会社であるエア・インディアも赤字が続いており、新興航空会社であるヴィスタラやエアアジア・インディア、インディゴなどとの競争も激しさを増している。
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