フジドリームエアラインズは、13号機となるエンブラエル175型機(機体記号:JA13FJ)を受領し、きょう3月25日に名古屋空港に到着した。
フェリーフライトは、機体を受領したブラジルのサン・ジョゼ・ドス・カンポスを3月20日に出発。ブラジルのナタール、カーボベルデのアミルカル・カブラル、スペインのアルメリア、キプロスのラルナカ、アラブ首長国連邦のアール・マクトゥーム、インドのラール・バハドゥール・シャーストリー、ベトナムのダナン、台湾の高雄を経由して行われた。
ブラジルと日本の間の総飛行距離は約24,130キロ、エンブラエル175型機の航続距離は約3,000キロで、空輸にはアラスカ経由の北回りと、大西洋やユーラシア大陸を経由する南回りの2種類のルートがあり、これまで通り南回りのルートでフェリーフライトが行われた。6日間にわたるフライトの総飛行時間は32時間で、操縦はエンブラエルのパイロット2名が行った。領収検査員4名、フェリーコーディネーター1名も同乗した。
座席数は84席で、「2-2」配列で21列のソフトレザーシートを配置する。座席幅は46.3センチ、前後間隔(シートピッチ)は約79センチで、荷物棚には45センチ×35センチ×20センチの一般的な機内持ち込みサイズの荷物を収納できる。
フジドリームエアラインズでは、機体ごとにカラーが異なる「マルチカラー・コンセプト」を採用しており、13号機は初めて「ネイビー」が選ばれた。13号機では、これまでのハロンタイプの消火器からオゾン層を破壊しないノンハロン携帯用消火器に変更するほか、新型のコーヒーメーカーも備える。9号機以降導入している燃費改善パッケージ「Fuel Burn Improvement(Package2)」仕様となる。
初便は3月28日の名古屋/小牧発高知行きのFDA341便を予定しており、同日には花巻・出雲・青森へそれぞれ1往復を運航する。4月6日には松本〜福岡・札幌/千歳線と福岡〜静岡線、4月7日には静岡〜札幌/丘珠・福岡線にもそれぞれ投入する。
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