外務省は、2月20日の「旅券の日」に合わせて、2018年の旅券統計を発表した。
2018年の旅券(パスポート)の発行総数は約433万冊で、前年比5.3%増加。このうち国内での発行数は約421万冊で、全体の約97%を占めている。海外渡航者数の増加傾向が続いていることが影響を与えたとみられるとした。全般的に3月、5月、7月、8月の発行数が多く、学校などの長期休暇に合わせて申請が集中する傾向にあるという。年末時点の有効旅券数は約2,998万冊で、国民の4人に1人が所持している計算になる。年代別では30歳未満の割合が全体の約43%で、男女比では女性が約53%、20代では女性が約58%を占めている。
一般旅券の紛失・盗難件数は,約4.2万件(前年比3.5%増)で、このうち約81%が日本国内で発生していた。海外での旅券の不正利用が発覚した件数は14件、42冊だった。