AIRDO(エア・ドゥ)は、1月14日の札幌/千歳発名古屋/中部行きのADO130便で、機長と副操縦士、訓練生の3名の運航乗務員がアルコール検査を実施せずに乗務し、到着後の検査でアルコールが感知されなかったことから乗務を継続した事案について、1月18日に国土交通省航空局に再発防止策を報告した。
エア・ドゥではアルコール感知器での検査を2018年12月18日より開始したばかりで、運用開始から日が浅く、習慣が充分に定着していなかったとしている。すべての運航乗務員に対し、注意喚起メールや文書で注意喚起するとともに、検査機器の視認性を高める、監視要員の配置などの一次対策を施し、3月には全地方空港と羽田空港との間でリアルタイム通信ができるアルコール感知器を導入するなどの恒久的な対策も行う。
また、中部国際空港への到着後に実施した検査でアルコールが検出されなかったことから、2便の乗務を継続したことについては、証言では客観的な情報がなくい、前日の飲酒状況の詳細確認や、乗務開始時に飲酒の影響がなかったとの断定はできなかったとして、今後は客観的な事実を確認するまでは次の乗務に就かせないとした。
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