シンガポール航空と福岡国際空港、チャンギ・エアポート・グループは業務提携を行い、福岡空港とチャンギ国際空港を結ぶ、シンガポール航空の利用者増加を目指す取り組みを行う。3社は九州と東南アジア・南西太平洋地域間の観光発展のため、共同で行うマーケティング事業に総額30万シンガポールドル(約2,471万円)を投資する。
福岡国際空港は、福岡空港の民営化に伴う運営会社で、福岡エアポートホールディングス、西日本鉄道、チャンギ・エアポーツ・インターナショナル、三菱商事、九州電力が出資して設立。11月からビル施設事業を開始し、2019年4月より滑走路とターミナルの一体運営を開始する。航空会社や旅行会社とは協業を開始しており、九州からのアウトバウンドの需要喚起と福岡空港の利用促進のため、提携を決めた。
シンガポール航空のデイヴィッド・ラウ日本支社長は、「当社では長きに渡り九州とシンガポールを繋いでおり、おかげさまで今年で福岡就航30周年を迎えました。この特別な年を記念し、12月9日より、福岡-シンガポール線でボーイング社の最新鋭機、ボーイング787-10ドリームライナーによる運航を開始しました。これにより、今までの運航機材より座席数が18%増加し、さらにお客様には最新の地域路線用の機内プロダクトをお楽しみいただけます。大切なパートナーの皆様とともに九州地方のお客様への充実したサービスの提供を通じて、各国間の人や文化、知識の交流を促進していきたいと思っています。」とコメントしている。