成田国際空港は、東京オリンピック・パラリンピックに合わせ、各国選手団用の臨時専用ターミナルを2019年度末までに整備する。
閉会式翌日に一斉に帰国する選手や関係者の安全確保や既存ターミナルの混雑緩和を目的としたもの。臨時ターミナルは2ヶ所で、第1ターミナル航空会社用にJALオペレーションセンター1階と第2ターミナルバスゲート、第2ターミナル航空会社用に第2ターミナル南側暫定国内線施設と内際乗り継ぎ施設に整備する。チェックインカウンター、保安検査場、出国審査場を設ける。
選手村での空港外チェックインで事前に預かった手荷物の保安検査、仕分け、一時保管を行う、臨時手荷物集積所を整備地区の暫定貨物上屋に2019年度末までに整備する。バスなどの車両待機スペースも設定し、道路の混雑緩和やビジネスジェットへの対応も行う。
この他に、保安検査場にはすでに22台を設置しているボディスキャナーに加え、爆発物の自動検知機能を持ち、3D映像で全方向からモニター確認できるCT(コンピュータ断層撮影)型X線検査装置を2019年度末までに7台導入するなど、テロ対策も強化する。