ベトジェットエアのグエン・ティ・トゥイ・ビン副社長は、Traicyのインタビューに答え、羽田空港への就航後、茨城空港や福島空港といった地方空港への就航を検討することを明らかにした。
日本就航初路線となる、大阪/関西〜ハノイ線の運賃は国土交通省航空局に申請中としており、認可後に発表する。2017年9月より、ジェットスター・パシフィック航空が大阪/関西〜ハノイ線に就航しており、片道運賃は8,800円から設定している。競合他社の運賃と比較して、「皆さんにとって、嬉しい価格になる(グエン・ティ・トゥイ・ビン副社長)」と話した。ベトナムでは運賃が無料で、諸税や支払手数料のみ必要となる航空券を定期的に販売しているものの、日本では規制の関係で実施できないが、「お客様が非常に嬉しい価格でのプロモーションは追求したい。(同)」という。
羽田空港への就航は発着枠の確保などを進めており、早い段階で許可されるものと期待を示した。「(就航地は)まだホーチミンかハノイか実ははっきり決まっていないです。将来的には両方と思いますが、最初がどちらかというのは実はまだ検討中の段階(同)」としている。現在、羽田空港とベトナムを結ぶ路線は、ホーチミン線を日本航空(JAL)、ハノイ線を全日本空輸(ANA)とベトナム航空が運航している。
関西国際空港と羽田空港の就航後には、日本の他の都市に就航することを検討する。過去にチャーター便として就航した福島や茨城については、「非常に有望性を感じた(同)」というものの、まずは2空港への路線の成功が鍵となる。
日本とベトナム間は、首都圏空港を除いて以遠権が自由化されているものの、現段階で日本経由で第三国を結ぶ路線は展開しない。ワイドボディ機の近い将来の導入は、検討段階であることは認めたものの、否定した。
インタビュー詳細は別途掲載する。
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