イタリア政府は、アリタリア-イタリア航空へ3億ユーロの追加融資を行い、売却交渉期限を延長することがわかった。
これにより、イタリア政府による投入額は6億ユーロに膨らんだ。現地メディアの報道によれば、アリタリア-イタリア航空は再建に向けてスポンサーとなる企業を募集しており、交渉期限を従来の11月から2018年4月まで延長する。運航は継続する。
アリタリア-イタリア航空は、5月に株主総会を開き、破産手続きの開始を決定。大株主のエティハド航空などから20億ユーロの資金調達の条件となる従業員の削減策は、労働組合の了承は取り付けたものの、従業員が反対した。アリタリア-イタリア航空は1946年に設立した、イタリアのフラッグキャリア。2008年には会社更生手続きを行い、不採算部門を切り離した。2014年にはエティハド航空が株式の49%を取得し、経営再建を行っていたものの、競争環境の激化により、赤字が続いていた。
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