法務省入国管理局は、10月18日から羽田空港の上陸審査場に3台導入する、顔認証ゲートの利用方法を明らかにした。
顔認証ゲートを利用できるのは、IC旅券を持つ日本人で、一人で機械の操作ができ、身長が135センチ以上であることが条件となる。訪日外国人数の増加を受け、日本人の出入国手続きを合理化し、多くの入国審査官を外国人の審査に充てることで、審査を円滑化することを目的としている。
顔認証ゲートはIC旅券内のICチップにある顔の画像と、顔認証ゲートのカメラで撮影した顔の画像を照合して本人確認を行うもので、照合で本人が確認できた場合にはゲートを通過することができる。顔認証ゲートを利用した場合、入国審査官から旅券にスタンプを受ける必要はない。希望する場合にはスタンプを受けることができる。
(1)旅券の読み取り
青色のLEDが点滅している旅券リーダに、IC旅券の顔写真のページを開き、裏返して置くと、機械が自動的にIC旅券の情報を読み取る。
(2)顔画像の提供
顔認証ゲートの内蔵カメラで顔写真を撮影する。撮影が終わるまで、しばらくの間、まっすぐ前を向いて静止する必要がある。帽子、マスク、サングラスは外す必要がある。前髪が目にかかっている場合、照合を妨げる可能性がある。
(3)ゲートの通過
顔認証の処理が完了し、問題がなければゲートが開き、通過することができる。顔認証ゲートを利用した場合には、入国審査官からスタンプを受ける必要はない。スタンプを希望される方は最寄りの職員に問い合わせる必要がある。
顔画像の照合ができずにゲートを通過できなかった場合、審査ブースで帰国手続きを受ける必要がある。