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【プロが選ぶ最強のお買い得車|ホンダN-WGN】自分で軽自動車を購入するなら間違いなくコレを選びます!


老舗自動車雑誌の編集者からフリーの自動車ジャーナリストに転身した伊藤梓さんが選んだ「最強のお買い得車」は、スズキ・スイフトスポーツ、ホンダN-WGN、マツダCX-8。特にN-WGNは高コスパぞろいの軽自動車の中でも、デザインとドライブフィールに秀でている。




TEXT●伊藤梓(ITO Azusa)

改めて「コストパフォーマンスが良いモノってなんだろう?」と考えた時、「コスト(費用)」は分かりやすくても、「パフォーマンス(効果)」の基準は、人それぞれだよなぁと思います。




「コスパの良いクルマ」を選ぶにあたって、私にとって、どういったクルマがその「パフォーマンス」部分に刺さるのだろう、と考えました。クルマを所有することによって、少しでも身のまわりが豊かになったり、楽しみが増えることが、その「パフォーマンス」に当てはまるかなと感じたので、そういった目線で3台選ぶことにしました。

1台目:スズキ・スイフトスポーツ|201万7400円-208万8900円

「クルマ好きの高コスパ車決定版はこれ!」といっても過言ではないのが、このスズキのスイフトスポーツ。「この価格でこんなに楽しいクルマが手に入っていいの?!」と言うくらい、価格がとても手頃な上に、運転をたっぷり楽しむことができます。「スポーツモデルが欲しいけど、思ったより価格が高くて悩んでる...」という人がいたら、真っ先にこの“スイスポ”をおすすめします。200万円を切るというスポーツカーらしからぬ価格にも関わらず、とにかく走りは“スポーツ”しています。




970kg(6MTモデル)という軽い車体によって、どんな道でもキビキビと走ることができるし、MTモデルもあるので、シフトを操ってクルマを自在に走らせる楽しさは何にも変えられません! さらにスポーツカーなのに、実用性を兼ね備えているところも◎。後席や荷室もしっかり使えるので、走りを楽しむだけではなく、生活にも溶け込むところが、“スイスポ”の良いところです。

この手の企画では真っ先に名前があがるのがスズキ・スイフトスポーツ。安くて楽しい車の代表格だ。

2台目:ホンダN-WGN|129万8000円-182万7100円

現在のラインナップの中から、自分で軽自動車を購入するとしたら、間違いなく選ぶのは、このホンダN-WGN。個人的に、軽自動車のカテゴリの中でもっともコスパが良いと思っているのは、N-WGNやムーヴ、ワゴンRなどのトールワゴン系の軽自動車です。とにかくサイズ感が丁度良い。大きすぎず、小さすぎず、とても使い勝手が良いし、値段もお手頃。その中でも、N-WGNは、さらにデザインとドライブフィールも抜群です。




最近では、派手で立派なデザインの軽自動車が増えていますが、N-WGNは、無駄なものを排除したシンプルなデザインなので、どんな人にも似合うような気がします。それでいて、愛着の湧く表情になっているところも◎。ドライブフィールも、軽自動車の域をひとつ越えたような上質さがあって、ハンドリングもとても素直で乗り心地も優しいです。そのおかげで、とても快適なドライブが楽しめますし、クルマで出かけるのも億劫にならなそうだと感じました。

2019年に登場した2代目N-WGNは親しみやすいデザインで登場。テレスコ&チルトの調整が可能なステアリング機構を採用するなど、見た目だけでなく使う人への優しさに溢れた1台だ。

こちらはN-WGNカスタム。オラオラ度を競うライバルとは一線を画するフロントマスクがチャーミング。

3台目:マツダCX-8|299万4200円〜483万4500円

SUVを検討している人におすすめしたいのが、このマツダCX-8。ファミリーカーとしても、個人的にモリモリ使うクルマとしても抜群のパフォーマンスを発揮するクルマだと思います。「どうしてもスライドドアが欲しい」「高齢者を乗せるので、フロアは低床がいい」という方以外であれば、一度は触ってみてもらいたいクルマです。




確かにミニバンは便利ですが、ドライバーにとって運転が苦痛になることもなきにしもあらず...。CX-8は、ボディが大きい割に、マツダ独自の技術G-ベクタリングコントロールのおかげで、その大きさを意識することなくスムーズに運転することができます。さらに、ホイールベースが長く、車重も重いため、まるで高級なセダンに乗っているかのような柔らかい乗り心地とどっしりとした重厚感を感じます。




この価格から手に入る3列シートのSUVで、これだけ心地良い空間と素敵なデザインのモデルは他にはないので、コスパで言えば、ある意味破格のモデルだと思います。

国内3列シートSUV販売台数で2018年、2019年に1位となったマツダCX-8。

3列目に乗り込むには多少苦労するが、いざ乗り込んでしまえば予想以上に快適な空間となっている。

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