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首都高専用の怖いオービス、 LS型に逃げ場なし!


史上最強の定置式オービス、LHシステムに勝るとも劣らないのが、首都高のみに設定されているLS型オービス。元祖オービスともいえるオービスⅢ(L型)の究極進化版だ。

オービスの元祖、オービスⅢは36枚撮りの高感度フィルムを使用。36回光ったら、フィルム交換されるまでただの箱と化す欠点もあった。

LS型オービスはループコイル式オービス。路面に埋め込まれたループコイルで走行車の速度を計測し、設定速度を超えて通過した違反車を撮影する。と、ここまではオービスⅢなどの旧型ループコイル式オービスと同じだが、まず、36枚撮りの銀塩式カメラで撮影していた旧型に対し、LS型はCCDカメラで撮影している。そう、静止画ではなく動画を撮っているのだ。その動画を内部に搭載された光磁気ディスクに保存すると同時に中央装置に電送する。旧型は36回作動したら、それ以降は沈黙するしかなかったが、こいつは故障や停電でもしない限り、永久に撮影を続けることができるしフィルム式とは比べ物にならない膨大なデータを蓄積することも出るのだ。




さらに、旧型はフィルムが切れるとメンテナンス係が設置場所に赴き、フィルムを回収し、交換しなければならなかったし、回収サイクルによって違反車への通知タイミングがまちまちになるため、「半年後に呼び出しが来た」なんてこともままあった。ところがLS型はその気になれば、その日に呼び出し状を送ることもできるのだ。ま、警察の処理上の問題で、早くても2~3日後、遅くとも1~2か月後というのが通説となっているけどね。

LS型は撮影ユニットを2連装し2車線に対応。こいつもLH同様、東京航空計器㈱製だ。

また、こいつの怖いところは2車線対応だということ。旧型はカメラがひとつしかなく、主に追い越し車線を狙っているケースが多いが、LS型はカメラをふたつ搭載することで2車線を捕捉(もちろんループコイルも2車線分必要)。旧型なら走行車線に車線変更すれば間一髪助かるかも、という裏ワザもあったみたいだけど、そんな裏ワザも通用しないというわけ(よい子は真似しないように!)。




このLS型、現時点で設置されているのは以下の7か所 、全部首都高上だ。


・埼玉県 首都高5号池袋線下り 戸田南ランプ先


・千葉県 首都高湾岸線外回り  千鳥町ランプ先


・東京都 首都高環状線内回り 京橋出口直後/首都高環状線外回り 京橋出口直後/首都高環状線内回り 北の丸出口分岐点/首都高7号小松川線上り 錦糸町料金所先/首都高9号深川線下り  木場出口先




もうお気づきだと思うが、LSの性能は、史上最強の定置式オービス、LHシステムのそれを移植したものだ。しかも、そのコンパクトさから、LHに比べてさらに目立ちにくく設置も簡単とくれば、もしかしたら史上最強は、このLSなのかもしれない。現時点で首都高専用となっているのがせめてもの救いだ!

史上最強LH型の解説はこちら。オービスの種類や詳細情報はこちら。
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