相模鉄道の相鉄・東急直通線用車両「20000系」が鉄道友の会選定の2019年ローレル賞を受賞し、9月28日にかしわ台車両センターで受賞式を開催した。
「ブルーリボン賞」「ローレル賞」は鉄道友の会が毎年1回、前年1月1日から12月31日までの間に日本国内で営業運転を正式に開始した新造および改造車両から選定する賞で最優秀車両に「ブルーリボン賞」、優秀車両に「ローレル賞」が授与される。
須田寛鉄道友の会会長より千原広司相模鉄道代表取締役社長へ表彰状を授与した。
柚原誠鉄道友の会副会長より古瀬円相模鉄道専務取締役へ記念盾を授与した。
須田寛鉄道友の会会長と千原広司相模鉄道代表取締役社長によりヘッドマークの除幕を行った。
創立100周年を機にグループ全体で進めている「デザインブランドアッププロジェクト」に基づき、ブランドイメージの向上を図る計画が推進、鉄道車両について車体色・前面デザイン・車内照明の統一コンセプトを掲げ、デザインに携わったクリエイティブディレクター水野学氏、プロダクトデザイナー鈴木啓太氏が出席。
100年の歴史の節目に都心直通を実現するにあたり、共通化という前提の下で限られた独自性を見出す車両が増加する中にあって、明確なコンセプトを策定した後に共通化に対応させるという意欲を鮮明に打ち出した車両を開発、選考委員会ではこれらの点を高く評価し、20000系をローレル賞に選定した。
車内に「ローレル賞」のエンブレムが取り付けられた。
「デザインブランドアッププロジェクト」をスタートし、新たなイメージカラー「YOKOHAMA NAVYBLUE」で登場した9000系リニューアル車、ローレル賞を受賞したプロジェクトのコンセプトを反映した初の新型車両20000系、相鉄・JR直通線用車両12000系が並んだ。
今年の候補車両は10形式 、最優秀車両「ブルーリボン賞」は小田急電鉄 70000形 、優秀車両「ローレル賞」は相模鉄道 20000系、叡山電鉄 デオ730形「ひえい」が受賞した。
(取材協力:相模鉄道)