
相鉄グループの相模鉄道は、4月にデビューするYOKOHAMA NAVYBLUEを纏った新型車両12000系を3月28日に報道陣に公開した。

12000系は「相鉄・JR直通線」への対応として会社間切り替え機能など相互直通運転に必要な仕様を加えた11000系を「デザインブランドアッププロジェクト」の要素を取り入れて発展させた車両である。

昨年デビューした20000系を横に新型車両「12000系」がお披露目された。

前頭部のデザインは能面「獅子口」のイメージを取り入れ、特徴ある前照灯や周囲の細かいニュアンスを調整し最終的な形状が決定した。

全体構想としては総合車両製作所のステンレス車両のプラットフォームである「sustina」をもとに機器類については11000系の実績を加味してJR車両との共通化に留意し構築を進めた。

客室は幅広車体を活かしたデザインとしシンプルな構成とした。インテリアのベースカラーは落ち着きのあるグレーに統一、ガラスを多用した荷棚、袖仕切り、貫通路により開放感のある車内を実現している。

高齢な方や膝や腰を痛めるなど座席への立ち座りを身体的な負担と感じる人である場合は立ち座りのしやすいユニバーサルデザインシートを中間車の一部座席に導入した。

全車には車いすやベビーカーに利用できるフリースペースを整備した。

相鉄線の象徴である鏡を設置した。

報道陣向け試乗会はかしわ台車両センターより乗車し、かしわ台駅に停車、西横浜駅まで乗車した。
試乗会と同時に「 横浜で暮らす 」アンバサダーを招いた限定イベントを実施した。

車内にはそうにゃんと12000系ランドセル。






「 横浜で暮らす 」アンバサダーのみなさんは西横浜駅までの間、新型車両の乗り心地を楽しんだ。

試乗列車は西横浜駅に到着後、留置線に入り、試乗会は終了した。
新型車両12000系は4月20日にデビュー、11月30日には相鉄・JR直通線が開業する。