京都鉄道博物館は、蒸気機関車が5月27日の「SL北びわこ号」での運転を最後に本線での運転を
「SL北びわこ号」での運転を終了した後に電気機関車で引かれたC56形160号機は18時22分ごろ京都貨物駅に到着。入換え作業を行い転車台に進入した。
セレモニーは整備責任者の長澤浩一JR西日本近畿統括本部梅小路運転区総括助役が挨拶した。
C56形160号機は1939年4月川崎車輌にてラストナンバーとして完成、北海道で新製配置されたのち、全国各地で活躍後梅小路蒸気機関車館および京都鉄道博物館で動態保存。「SL北びわこ号」としては1995年8月19日に運転を開始した。走行距離は約141万キロ、地球を約35周した。
「ありがとう」の気持ちを込めて花輪を贈呈。
多くのファンらが見守る中、花輪が取り付けられたC56形160号機は汽笛吹鳴。
セレモニーを終え扇型車庫へ引き上げていくC56形160号機。
扇型車庫には4種類の「SL北びわこ号」のヘッドマークを取り付けて並んだ。
「SL北びわこ号」で本線での最終運転を迎え、沿線や駅、車内では引退を惜しんだ。
C56形160号機は今後、動態保存機として「SLスチーム号」で活躍する。