しなの鉄道は、観光列車「ろくもん」で周遊するクルーズトレインを運行、5月13日、14日(すでに終了)、6月10日、11日、7月9日、8月19日、20日、9月9日、10日に設定している。
コースは軽井沢発「ろくもん」クルーズトレインが3コース、「ろくもん」と日本鉄道3大車窓姨捨ツアーの2コースの全てが日帰りで5つを用意した。
今回は、5月13日にクルーズトレイン「日本3大車窓姨捨ツアー」を上田駅から姨捨駅経由長野駅間において試乗した。
出発駅の上田駅は、しなの鉄道、JR東日本・北陸新幹線、上田電鉄が乗り入れている。市街地側の北口は「お城口」、別所温泉側の南口は「温泉口」と呼ばれている。
しなの鉄道は、2面3線を持つ地上駅である。
上田駅に入線した観光列車「ろくもん」、アテンダントがほら貝を吹く合図でドアが開いた。
観光列車「ろくもん」は3両編成、長野県産の木材をふんだんに使った快適でぬくもりのあるラウンジ風の空間。1号車はファミリーやグループ向けの車両、2号車は食事ができるカウンター席やくつろげるソファ席や対面席を用意、3号車は2人組に最適でソファ席や車いす対応トイレスペースを設置。
列車デザインはドーンデザイン研究所水戸岡鋭治氏によるもの。
上田駅を17時10分に出発、車内では地元の食材をふんだんに使った信州の味、「小布施 鈴花」の懐石料理が提供された。
夕食の献立。
篠ノ井駅に約7分停車、姨捨駅へ向かう。
姨捨駅は日本鉄道三大車窓として善光寺平、千曲川を一望、絶景の夜景も眺めることができるとありJR東日本ではクルーズトレイン「TRAINS SUITE 四季島」の1泊2日コースで立ち寄って夜景を鑑賞、夜景観賞用に臨時列車「ナイトビュー姨捨」を運転している。
姨捨駅では39分停車、ホームでは千曲市(楽和会)による案内いただだいた。
1号車のまん中には木のプールが設置。
観光列車「ろくもん」の3周年を記念し、「信州デスティネーションキャンペーン」に合わせてしなの鉄道 軽井沢駅とJR塩尻駅の間を運行する特別企画「信州DCワインバレー号」を7月8日に催行する。観光列車「ろくもん」がJR塩尻駅まで乗り入れるのは今回が初めてとなる。
(軽井沢発、塩尻発の全てのコースが完売となり、現在はキャンセル待ちでの受付となっている。)
列車は日も暮れた姨捨駅に2回目の停車、30分間の停車中に夜景を鑑賞できる。
6月2日より車内限定カクテルを販売、テーマは「戦国武将真田氏ゆかりの姫君」。
カクテル名は「小松姫」原料生産地は坂城町、「阿菊」原料生産地は長和町、「阿梅」原料生産地は宮田村、1杯800円 ろくもん1・2号の乗客対象に販売する。
姨捨駅を19時43分に出発、、消灯された車内の列車は、桑ノ原信号所にて約22分停車。
桑ノ原信号所での入換後室内灯は点灯し、水菓子等のサービスが提供された。
列車は20時45分長野駅に到着、約3時間半の旅で食事や景色を堪能できるコースであった。
クルーズトレインは通常、軽井沢駅~長野駅間で運転する観光列車「ろくもん」が北しなの線やJR姨捨駅に乗り入れる全て日帰りコースの旅を設定している。
予約はろくもん予約センター(TEL:0268-29-0069)にて受け付ける。
(取材協力:しなの鉄道)
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