西武鉄道は、5月28日に秩父鉄道と共同で鉄道イベントを開催し、蒸気機関車C58-363号機がけん引する「SLパレオエクスプレス」を西武秩父駅に初めて入線。秩父鉄道三峰口駅行き臨時SL列車として出発した。
臨時SL列車に合わせ、池袋駅から特急レッドアロー号車両を使用してイベント用臨時電車を運転。イベント用臨時電車は、池袋駅を9時25分に出発し、途中保谷と2駅からの乗車限定で西武秩父駅に11時15分に到着した。使用車両は、レッドアロークラシックが充当された。
イベント参加者に配布された乗車記念ポストカード。
西武秩父駅に初めて入線される蒸気機関車C58-363号機がけん引する「SLパレオエクスプレス」は、秩父鉄道影森駅方面より電気機関車にけん引され、蒸気機関車が推進運転された形で11時29分に2番ホームに入線した。
西武秩父駅の2番ホーム、3番ホームでSLパレオエクスプレスと特急レッドアロー号が初めて並んだ。
12時19分、齊藤一彦秩父鉄道西武秩父駅管区長が出発の合図を送り、西武鉄道としては59年ぶりの蒸気機関車運転の瞬間を迎え、秩父鉄道三峰口駅へ向けて出発した。
西武秩父駅を出発する蒸気機関車C58-363号機。
なお、共同の鉄道イベントの運転は、29日も開催される。