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JR西日本は、梅小路蒸気機関車館で運転していた「SLスチーム号」が、来春開業する京都鉄道博物館で新たな客車を牽引して運転する新製客車が完成し、10月22日に梅小路運転区でお披露目式を開催して報道陣に公開した。
コンセプトは「レトロ」で、京都の歴史・優美さと「人が集まって楽しむ」雰囲気の演出という設計思想に基づき、牽引する蒸気機関車と同年代に製造されて活躍していた客車イメージを取り入れ、レトロ感を演出する。
明るく広々とした開放的な車内空間や動くSLを体感できる乗り心地の提供するほか、京都の歴史・優美さと「人が集まって楽しむ」雰囲気を演出する「聚楽ぶどう色」を採用した。
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往年の特急車両のヘッドマーク図柄をモチーフとしたデザインをボックス席ごとに配置。京都駅寄り客車は往年の特急列車展望車をイメージしている。
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梅小路のシンボルである梅をあしらったテールマークを掲出。
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真鍋精志JR西日本代表取締役社長が出席し、「SLスチーム号」新客車披露目式を開催した。
![DSC_0407[1]](http://livedoor.blogimg.jp/traicy/imgs/7/0/70cbe3ca-s.jpg)
京都で生活し、京都で学んでいる大学生の豊かな感性を形にするため、製造を依頼した企業の力を借りて京都造形芸術大学と産学連携を実施。大学内にデザインプロジェクトを立ち上げ、創造性豊かなデザインを提案。デザイン創作にあたっては、旧梅小路蒸気機関車館の視察をはじめ周辺地域のフィールドワークも併せて実施することで博物館と地域社会との関係性について検討。その後にプレゼンされた多数の作品を製造依頼企業とJR西日本で厳正に審査を実施し、基本デザインを決定した。
お披露目式では、京都造形芸術大学に感謝状が贈呈された。
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京都鉄道博物館開業後は、往復1キロの展示運転線で運転される。