専用カスタム&チューニングが施された 新車コンプリートという選択
トヨタ、ホンダ、日産、スバル、それぞれの自動車メーカーが展開している、オリジナルのカスタマイズブランド。“純正エアロ”という言葉で表現される場合もあるが、ここ最近の進化が目覚ましい。そんな直系ブランドたちの歴史と魅力を探っていく。
メーカー直系&ディーラーオリジナルブランドVol.5
STI/スバルテクニカインターナショナル
レースで、パーツで、完成車で。スバルといえば、断然STI
“スバルを世界一に!”をモットーとし、1988年の誕生以来、世のスバリストから熱く支持されているSTI。輝かしい実績を残したWRCでの活躍は今なお記憶に新しいが近年では耐久レース界でも存在感を増すなど、モータースポーツシーンに欠かせない存在だ。
サーキットの熱量が活きる市販車用のパーツにもチカラは入るが、もっとも身近なSTIといえば専用チューン&装備を施した完成量販車。
レギュラー車、数量限定のハイパフォーマンス車含め、車両を手にしてからSTI色に染めるのではなく、ハナから染まった完成車を指名買いするユーザーも後を絶たない希有なブランドである。
第27回ニュルブルクリンク24時間レース
SP3Tクラスにて、昨年に続く2連覇達成
積極的にレース活動を行っており、ドイツ・ニュルブルクリンク耐久レースでは、2009年の参戦後、幾度となくクラス優勝を果たしている。
【LEVORG 2.0STI Sport Eye Sight】
本体車両価格 405万円
STIスペックの完成量産車として通年で購入できるが、その特別な架装はバンパーなどのパッと見で判る部分から、走りのポテンシャルを高める足まわり等の機能系、さらに専用ホイールやマフラーカッターといった部分まで、大小多岐に渡るのだ。
内装面での違いも多く、シート表皮を筆頭にコンソールなどがすべてオリジナルと、見る者、乗り込む者の気持ちを高める違いは随所に。STIのキメ色といえば、赤。特色メーターも、STI完成車を選んだオーダーだけの特権。
【SPECIFICATION】
□標準装備:専用フロントバンパー、LEDフロントフォグランプ&専用フォグランプカバー、専用フロントグリル、18インチアルミホイール、ビルシュタイン製ダンパー、本革シート(ボルドー/ブラック) など
※写真の車両はE型です。
年次改良で安全装備向上
1年に1度行う、いわゆる年次改良がスバル車の常。ベース車の改良にあわせ、安全性含めSTIスポーツ車も進化を繰り返す。Aから順にアプライドと呼ばれる呼称で差別化するが、レヴォーグの場合、STIスポーツは途中追加組。最新型はF。
用品ラインアップも充実
STIが完成車としてグレード設定されているクルマもあれば、後付けする純正オプションのみの場合もある。純正用品は、STIだけに縛られることなく、各車多角的に用意されている。フォレスターなどのSUVでも、カスタマイズは可能だ。
問:SUBARUコール 0120-052215
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