アジアで超高級ミニバンの覇権争いが激化!!
ビュイックのコンセプトモデルがレクサスLMを凌駕する絢爛豪華さ
Buick GL8 Avenir CONCEPT/ビュイック GL8アベニールコンセプト
中国の富裕層に向けた超高級ミニバンマーケット。先に発表されたレクサスLMに続き、ビュイックが既存モデルの大幅アップデートを予告!?
時代が令和になる直前、これまでミニバンを設定しなかったレクサスが上海モーターショーで発表したLM(Luxury Mover)は、世界に驚きをもって迎えられた。それと時を同じくして発表されたのが、ビュイック・GL8アベニールコンセプトである。
そもそもビュイックとは、100年以上の歴史を持つ伝統ある自動車メーカー。ゼネラルモーターズグループの一員で、一時は日本にも販路を広げたグローバルブランドでもある(現在、日本市場は撤退)。
中国に向けて、いくつかの専用車を販売しており、そのうちのひとつがGL8と呼ばれるミニバン。中でもGL8アベニールは、価格や装備などの面からも30アルヴェルのライバルにあたる高級ミニバンだ。写真は、そのGL8アベニールをベースにしたコンセプトモデル。
もともとのGL8アベニールも専用のボディカラーや本革シート、カシミヤフロアマットなど豪華&特別な装備が満載。しかし、コンセプトモデルでは、それらを軽く凌駕。貴重な天然樹脂塗料を使用したボディカラーにはじまり、オリジナルデザインのグリル&ヘッドライトでエクステリアを差別化。
インテリアでは、4人乗り前提のゴージャスなキャプテンシート(ヘッドレストにスピーカーを内蔵)や専用コンシェルジュと通信可能なマルチスクリーンなどを搭載。
まさしくレクサスLMに対抗するかのような絢爛豪華な仕様は必見なのだ。これを機に日本市場に再見なんてこと、ないですかねぇ。
片側9連のLEDプロジェクターを採用した新採用のウイングデザインヘッドライトが斬新。バンパーの開口部には、BUICKのロゴが入ったクロームパネルを装備し、ラグジュアリー感を引き立てている。
GL8アベニールで空港に乗り付け、そのままプライベートジェットに搭乗。イメージ写真も、まさに富裕層をターゲットにしたもの。
後部座席はキャプテンシートが2脚。大型のセンターコンソールを備え、スマホの無線充電などの様々なコントロールが可能。
VIPのための専用回線など、マルチスクリーンで様々な情報を得ることができる。ステアリングパッドがアシンメトリーな点も注目したい部分だ。
ドアトリムは“淡く澄み切った銀河を思わせる空”を思わせるデザインで、慌ただしい日常と隔離されたくつろぎを感じさせてくれる。