【連載|SWドレナビ的クルマinfo.003】
お手入れしていますか?レザーシートやシートカバー
車外の洗車をよくする方でも車内はなかなかという人は多いかもしれない。また、車内においてもフロアマットやダッシュボードなどは綺麗にするけどシートまでは……、という人も多いのでは?
最近ではシートカバーを装着している人も多いと思うが、今回はそんなシートカバーやレザーシートのお手入れ方法について紹介しよう。
革シートやシートカバーは汚れがつきにくい?
一般的な純正の布シートと比べると、毛羽立っていない革シートやシートカバーは汚れがつきにくいというイメージがある。当然布シートと比べ、水分を吸収しにくく汚れをはじくような表面なので、その分汚れはつきにくい。なのでシミになったり汚れを吸い込んだりというのは布シートと比べればおこりにくい。けれども、だからといって革シートやシートカバーは汚れないというわけではない。ふと気がつけば結構汚れが目立つなんて事になる前に日ごろからチェックやメンテナンスをしておくことをおすすめする。
どんな汚れが多いのか?
革シートやシートカバーの汚れでは、どのような汚れが多いのか?どういった汚れ方になっているかを知れば、対処法できれいにする方法が分かってくる。革シートやシートカバーの汚れで多いものとしては、シワやシボ目に入った汚れだ。革シートやシートカバーの表面をよく見てみると細かいシワやシボといわれる柄のようなものがある。このすき間に汚れが入り込むことでシートが黒ずんで見えたりといった症状になる。革シートやシートカバーの汚れでここは是非対処しておきたいところ。
どうやって手入れするか?
革シートやシートカバーのお手入れはどうやっておこなうか?革シートとシートカバーを一くくりにしてしまっているが、実際のところ手入れの方法は異なる、一般的にはシートカバーの多くはPVC
と呼ばれる合成皮革を使用しているものが多く、このPVCと本革のものとでは手入れの方法は異なるのだ。
確実なのは各取り扱い説明などを参照して、素材や手入れ方法を確認すること。仮に純正で革シートの場合でも、車両の取り扱い説明書やディーラーで聞くなどすれば確認できるし、取り扱い説明を無くしてしまったという場合には、メーカーのホームページなどで問い合わせすることもできる。
素材や手入れの方法が確認できたらその内容によって手入れすればOKだ。素材にあわない方法で対処しようとすると逆にそれがシミになったりすることもあるのでキチンと確認しておこう。
細かな汚れを落とすのに一手間
シートの清掃をする際にちょっと一手間かけることで違いが出てくる。ご紹介したいのは歯ブラシ(使い古しでもOK)。これを使えばステッチとの境目の細かなゴミや汚れをかき出すことができたり、シボに入り込んだ汚れなども落としやすい。タオルなどで拭くだけの清掃だけではなく、一手間加えれば仕上がりも変わってくる。但しシートによっては、溶剤を使って歯ブラシなどのブラシで強く擦ることはNGな場合もあるので、このあたりは取り扱い説明書などを確認の上指示に従って作業して欲しい。
仕上げに保護剤もおすすめ
折角きれいに清掃したシートをきれいに保つのにおすすめしたいのが、保護剤。保護剤を使用することでシート表面の汚れ防止や艶出しなどの効果が得られる。こちらもシートの素材によって使用できるもは限られてくるので注意しよう。保護剤を使用する時の注意として、必ず適量できれいに拭きあげすることを忘れないようにしよう。大量に使って表面がベトベトの状態や少しぬるぬる
しているような場合は、余計に汚れを付着させてしまうことにもなりかねない。最後まで丁寧に作業してシートをきれいに長持ちさせよう!
[Text by 藤本壮啓 スタイルワゴン・ドレスアップナビ]