なぜアゲるのか-それは今どきでカッコイイから
KADDIS EXTREME FORESTER[SJ5] カディス エクストリーム フォレスター
5インチUPのタフギアstyle
いま、アメリカの西海岸で一大ムーブメントを巻き起こしているのが、カリカリにチューニングされた4×4マシンのエッセンスを採り入れた、オシャレなアゲ系スタイル。ほど良く車高をアップさせた足まわりには肉厚なオフ系タイヤを組み合わせ、ヘビーデューティーな外装パーツと共に腰高感を払拭させるのが定番だ。もちろん日本国内でもアンテナをビンビンに張り巡らせているメーカーやショップが手がけ始めており、次世代のトレンドを担うであろうコンセプトを内包したデモカーが注目を集めている。ローダウンと対極にあるアップスタイルとは、どんなものか。最前線を先取っていこう!!
一世を風靡したクロカンブーム時代から最先端をひた走り続けるロードハウスが、昨今のSUVムーブメントにシンクロさせ起ち上げた新鋭ブランド「カディス」。これまで蓄積してきた質実剛健、ガチの四駆ノウハウと共にUPスタイルに求められるアイコンをオリジナル商品として提供している。
今春、東京オートサロンではチョイ上げスタイルの「AR4」に続き、よりタフネスギアとしての魅力を高めた5インチUPの「エクストリーム」を初披露。車高をUPさせるだけでなく、同時にWIDE化も実現することでルックスと走行性能の安定化も図られている。
6ホールのディッシュデザインにミーリング加工を施したブラッドストックは、クロカン全盛期から不動の人気を誇る逸品。AR4オーバーフェンダーはフロント25ミリ、リア20ミリの拡幅化を実現してホイール&タイヤの選択肢を広げてくれ、これに街乗り対応BFグッドリッチのオールテレーンタイヤをフィッティングさせる。
ノーズ先端に装着されるファイバープロテクションはFRP製ながら鉄骨フレーム入りでフォグランプもガッチリ支持。サイドステップはドア開口時の乗降性まで考慮されたデザインを採用する。
取り付け車種を問わない汎用のルーフレールラックにはIPF製のLEDライトやライトバーを増設。オレンジ色でペイントされたオプションのディフレクターが劇的に風切り音を軽減させる。
中央にハイパフォーマンスSUBARU車を彷彿させるインテークを配置したターボ対応エアロボンネット。
ちょっとした砂利道やぬかるみ道を走り抜ける時、ボディに対する小キズ防止に役立つマッドフラップ。
SUSPENSION
純正のショックアブソーバーはそのままにスプリングのみを交換するアップコイルで1インチ(約2.5センチ)、シャシーと足まわりの間にブロックを噛ませるボディアップキットで4インチ(約10センチ)の2系統で計5インチのUPスタイルを実現している。
EXTERIOR | |
---|---|
AR4オーバーフェンダー | 5万8000円 |
ファイバープロテクション | 近日発売予定 |
エアロボンネット | 9万8000円 |
ルーフレールラック(汎用タイプ) | 10万8000円 |
マッドフラップ(プレミアムオレンジ) | 2万6000円 |
サイドステップ(ナナロクサンブラック) | 8万8000円 |
ドアハンドルプロテクター | 3000円 |
SUSPENSION | |
ボディアップキット4inch | 25万円 |
アップコイル1inch | 4万5000円 |
TUNING | |
スペシャルステンレスマフラー | 参考出品 |
スロットルスペーサー | 1万3000円 |
TIRE&WHEEL | |
ブラッドストック(16×7.0+15) | 3万5000円 |
BFグッドリッチ・オールテレーンT/A KO2(255/70-16) |
ライトに1インチUP
こちらは「エクストリーム」ほどハードなスタイルを求めないユーザーへ提案する1インチ(約2.5センチ)UPスタイルを実現する「AR4」バージョン。いわゆるローダウンサスの代わりにアップコイルを組み込んだチョイ上げスタイルだ。
エクストリーム仕様とアップコイルとオーバーフェンダーは同一ながら、ボディアップキットの有無とタイヤサイズで差別化を図っている。
SUSPENSION | |
---|---|
アップコイル1inch | 4万5000円 |
TIRE&WHEEL | |
ブラッドストック(16×7.0+15) | 3万5000円 |
BFグッドリッチ・オールテレーンT/A KO2(235/70-16) |
(スタイルワゴン18年4月号)