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【クールレーシング片岡代表の月間コラム】『クールレーシング片岡のあたりまえじゃないですか』Vol.3


国内外で人気のカスタムブランド「KUHL(クール)」代表の連載コラム

クールレーシング片岡のあたりまえじゃないですか Vol.3

ミニバン&ワゴン&SUV、様々な新車カスタムコンプリートカーを販売するが、全体の6割以上を占めているのがアルファード&ヴェルファイアだというクールレーシング。片岡氏曰く、「人気のいまだからこそ買いなんです!!」と強く断言。

新車の爆売れが続くアルファード
売れすぎてリセールに影響が出るなんて噂も……。
ホントにいまが買い時なんですか?

編集部(以下、編):
先日一部改良で特別仕様車も新たに発表されたアルファードですが、驚くほど売れていますね。しかも売れているのは比較的上級グレードの500万円を超えるモデル。ほんとアルファードバブルですね。

クールレーシング・片岡代表(以下、片岡):
正確な数字はわかりませんが、いまのアルファードが歴代最も販売台数が多いという噂も聞きます。ヴェルファイアが1グレードに絞られ、影響が出るかと思っていましたが、アルファード人気はクールでも相変わらずです。

編:
ただこれだけ売れまくっていると、数年後にアルファードの人気が暴落することってありませんか? アルファード&ヴェルファイアの場合、3年、5年乗ってもリセール(乗り換え時の下取り価格)がすごくいいので、安心して買って大丈夫という話を聞いたことがありますが。

片岡:
可能性はありますよね。これだけ新車が売れていると、いま新車を購入した人が手放す頃、中古市場でアルファード&ヴェルファイアが有り余る状況になっているかもしれません。そうなると想定していたよりもリセール率が悪くなるかも。ただアルヴェルのリセール率が高いのは、海外人気の高さも影響しています。中古のアルヴェルが海外へ高く輸出される状況が続けば安泰でしょうが、こればかりはどうなるか分かりません。ただそれは、クルマがカスタムされていない状態での話。カスタムされているアルファード&ヴェルファイアであれば、話が変わってきます。

編:
エアロパーツが装着されていたり、エアサス車は価値が下がるという話も聞きますが。

片岡:
それは一般的な中古車販売店。カスタムが好きなお客様が集まるお店であれば、エアロパーツやエアサス、それからインチアップしているホイールはプラス査定の大きなポイント。うちのお店に足を運ばれるお客様は、純正ではなくよりカッコ良くカスタムされたクルマに乗りたくて見えられます。つまりカスタムされているクルマは、希少価値が高いわけです。それにカスタムされたクルマは、全く同じ仕様という事はほとんどありません。だからこそ価値が高まり、下取り価格も高くなります。これはアルヴェルに限らずですが、カスタムされたアルヴェルを求めている人も多いので、よりリセールが高くなるわけです。

編:
ということは、カスタムしていればカスタムしているほど査定アップということなんですね?

片岡:
そこは難しいところなんです。あまり派手にカスタムしすぎていると、逆に次の買い手が見つからない場合もあります。そのあたりの線引きは実際の車両を見ながらというところ。

編:
とはいえ、アルファードってもうじきモデルチェンジの噂もありますよね。やっぱりいま買うのはなんだか勿体ない気もしますが。

片岡:
いえ、人気があるいまだからこそ買うべきタイミングだと思います。もし来年フルモデルチェンジしたとしても、発表されてから納車されるまでには時間がかかります。それに見た目がカッコ良くなるという保証もありませんし、新車が出たばかりではカスタムパーツもほとんどありません。であれば、いまアルファードを購入して自分の好きなようにカスタムを楽しむべき。いまのモデルは、歴代のアルファードのなかでも特にカッコイイと、多くの方が思っているはずですので。もし次期アルファードが発表されて凄く惹かれるようであれば、ある程度落ち着いた時期に買い換えの相談をし、フルモデルチェンジが残念な結果であれば、後期が登場する5年先くらいを見据えるのも考えかただと思います。当然、カスタムされたコンプリートカーであれば、リセール率が暴落するという心配もありませんので、新車コンプリートカーで購入するのがオススメです。

査定アップ確実な3種の神器
エアロ/ホイール/エアサス

クールレーシングのようなカスタムに強い車両販売店であれば、カスタムしていることによって査定価格が高くなる可能性が高い。特にエアロ/ホイール/エアサスは、ブランドによっては驚く価格になる場合も。またよくありがちなのが、割れたエアロを修理してから査定にくること。「実は直さずに持ってきて頂いた方がお得な場合が多いです。買い取った車両を販売する前に、必ず修理すべき場所は対処しますので、エアロを事前に直す修理代よりも、うちで修理するための費用の方が安く済む場合があります。結果的に修理せずにもってきた方が下取り総額がお得になることもあります」。

クールホールディングス
片岡孝裕 代表取締役

かたおかたかひろ◎オリジナルパーツを開発するクールジャパン、車両販売のルーフコーポレーション(クールレーシング)など、5つの事業を統括するクールホールディングスの代表取締役社長。昨年は中止となったが、サーキットを貸し切ってのファン感謝イベントでは、ドリフト技を披露する走り好き。

クールジャパン
https://kuhl-japan.com

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