場所によっては予約も必要!?
出掛ける前に知っておくべき 車中泊ができる場所
車中泊ができるスポットは場所によってルールが異なる。それぞれの特徴を覚えて、ベストなスポットをチョイスして、楽しく安全に旅をしよう。
ライトキャンパーの魅力は、時間や場所に縛られない自由な旅ができること。とはいえ、ライトキャンパーを停められる場所ならば、どこでも車中泊をして良いわけではない。
まず、「駐車できる=宿泊できる」ではないことを覚えておこう。
そこで、キャンピングカーで移動しながらホテルや旅館に頼らない旅をするのであれば、それらに代わる車中泊施設を調べておく必要がある。大きく分けて、オートキャンプ場、RVパーク、高速道等のサービスエリア、道の駅の4つだ。
サービスエリアと道の駅は基本的に休憩スポットなので、長期間の駐車はルール違反。道の駅には、場所により車中泊が許可されていたり、後述するRVパークが併設されている施設もあるので、そのような施設を選んで車中泊をすればOK。当たり前のことだが、キャンプ場ではないので、テーブルを出して外でくつろぐなどは絶対NGだ。
オートキャンプ場は、一般的なキャンプ場のようにサイトまで荷物を運び込む必要がなく、サイトにクルマを横付けできるキャンプ場。堂々と車中泊をしてOKの場所だし、車中泊+テント泊で大人数で旅に出掛けることもできる。オートキャンプ場を使う際の注意点は、予約の有無と車両サイズの制限。場所によっては予約が必要だし、サイトによってはサイズの大きなクルマは入れない場合がある。利用する前に必ず確認しておこう。
最後は全国に広がっているRVパーク。日本RV協会が推進する施設で、車中泊が公認された駐車場だ。AC電源や24時間利用できるトイレ、施設によってはゴミ処理のサービスやレジャー施設、レストラン、入浴施設が併設している場合もある。様々な特徴を持ったRVパークが全国各地にあるので、行ってみたいRVパークを目指して旅をするのもいいかもしれない。
■■オートキャンプ場■■
車中泊+テント泊で大人数旅ができる
ライトキャンパーで旅をしつつ、車外調理や焚き火などのキャンプを楽しみたいとなれば、選べる施設はオートキャンプ場一択。キャンピング施設なので、テントやタープを張ることも可能で、車中泊とテント泊を併用すれば、クルマの就寝定員以上の人数で旅をすることができる。サイトによってはボディサイズの大きなクルマが入れない場合があるので、利用前に必ず確認しておこう。
車中泊 | トイレ | 予約 | 電源 | お風呂 | ゴミ |
〇 | 〇 | 施設による | 施設による | 施設による | 施設による |
■■RVパーク■■
全国180カ所にある車中泊専用施設
日本RV協会が推進する車中泊公認の駐車場施設。オートキャンプ場のように車外調理や焚き火はできないが、電源設備やゴミ処理サービス、トイレなどが備わり、車中泊するにはぴったりなスポット。全国に180カ所(2021年3月19日時点)あり、予約の有無は施設により異なる。入浴施設、道の駅、ホテル、レジャー施設などに併設しているなど、施設により特徴が異なる。
車中泊 | トイレ | 予約 | 電源 | お風呂 | ゴミ |
〇 | 〇 | 施設による | 施設による | 施設による | 施設による |
■■高速道路のSA・PA■■
高速道路利用者のための休憩スポット
高速道路のサービスエリアやパーキングエリアは、長距離移動であれば必ずといって良いほど立ち寄るお馴染みの場所。道路利用者のための休憩所としての役割が基本。そのため、入浴施設があるサービスエリアも数は少ないが存在する。ドライブ中の疲れをとるために仮眠をするのはいいけど、車中泊を目的に何日も止めっぱなしにするという行為はマナー違反。
車中泊 | トイレ | 予約 | 電源 | お風呂 | ゴミ |
× | 〇 | – | × | 施設による | 施設による |
■■道の駅■■
休憩スポットだが車中泊可の施設もあり
観光地などに多く、気軽に立ち寄れる休憩スポットである道の駅も、基本的にはトイレ休憩や軽食、仮眠のための場所。長期間の駐車や調理などは、ほかの利用者の迷惑になるので御法度だ。ただ、場所によってはRVパークを併設していたり、公に車中泊を認めている施設もある。車中泊ポイントとして考えるならば、利用する前に一度問い合わせをしておいた方が良い。
車中泊 | トイレ | 予約 | 電源 | お風呂 | ゴミ |
△ | 〇 | – | × | 施設による | 施設による |
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]