あの見なれたホールにブースが立つ
出展予定だったデモカーすべてが集結!
KUHL Racing
毎年1月に開催されるカスタムカーの祭典「東京オートサロン」ですが、2021年はコロナウイルス感染拡大防止のため中止となってしまいました。クルマ好き、カスタムカー好きにとても残念なことです。しかし、そんな中でもKUHL Racingがやってくれました。KUHL Racingといえば東京オートサロンの常連で、数々のアワードを受賞したり、毎年驚くようなことをやってのけるブースとして人気を博しています。
東京オートサロンが中止になったにもかかわらず、東京オートサロンの会場である「幕張メッセ」を単独で貸し切って、出展予定だったデモカーをすべて集結させたんですね。しかも出展時同様のブースの設営もしています。
しかしこれ、お客さんは一切はいれません。KUHL RacingのYouTubeチャンネル「KUHL Racing TV」の撮影のためだけに用意されたブースなんです。
なぜこのようなことをしたのか、KUHLの片岡代表に聞いてみました。
「この動画企画は東京オートサロン2021の中止が決定されたその日に決めました。動画の企画はいつも僕とカメラマンさんで決めるのですが、中止が決定した瞬間に電話で話し合いました。僕自身、東京オートサロンは毎年本当に楽しみにしていて、その気持ちはカメラマンさんも同じで、そしてなにより来て頂いているクルマ好きのみなさんが1番楽しみにしていただろうと思いました。それなら、KUHLだけでも出展予定だったデモカーを全台見ていただこうと考えたんですが、もちろんこの状況下なのでお客さんを入れるわけにはいかない。それならYouTubeで配信しようと。でもデモカーを紹介するだけだったら東京オートサロン気分になっていただけないだろうなと。それなら、幕張メッセを貸し切って、ブースを設営して、車両搬入からすべて配信すれば、ちょっとは東京オートサロン気分を味わっていただけるかなって思いました。ここまでの決定は迷いなく10分も話し合いをしていないと思います(笑)」。
YouTubeチャンネルのためだけにブースを設営!
「そのあとは、まず幕張メッセ自体を単独で貸し切れるのか確認して、ブースの設営はできるのか、車両は全台持っていけるのかなどを調整していてコストのことは忘れていました(笑)。なんせYouTubeの撮影のためだけなので、せっかくブースを設営しても撮影が終われば誰にもみてもらうことなく即撤収です。協力していただいた関係者のみなさんにもとても驚かれましたが、やっぱりみんな『1月の幕張メッセ』が大好きなんですよね。エアサスメーカーのエアフォースジャパンさんもデモカーを持ってきてくださったんですが『やっぱりここに来るとなんかワクワクしますね』といって設営から撤収まで楽しんで協力していただけました」。
「今回貸し切りさせていただいたのは、幕張メッセの11ホール部分です。東京オートサロンが開催されているときは、ブースやクルマが敷き詰められているので、それほど広さを感じてはいませんでしたが、単独で何もないホールをみると広すぎてビックリしました。改めて、東京オートサロンはたくさんのカスタムカーとたくさんのファンで成り立っている素晴らしいイベントなんだと感じましたね」。
「設営自体は深夜からはじめて、10時くらいには終わりました。スタッフを最小限にとどめて、さらにできるだけ距離をとって作業をするので、ちょっと時間はかかってしまいましたね。そこから撮影を開始して、撮影自体が終わったのは17時ぐらいだったと思います。撮影が終わって撤収するときに『本当に誰にもみてもらうことなく解体ですね』ってカメラマンさんと話をしていて、改めて2022年は絶対にコロナに勝ってお客さんとみんなでブースを楽しみたいと決意しましたね」。
90R-GTWR D1SP GRスープラワイドボディ D1スペシャルボディキット
片岡代表の本気と遊び心、そしてクルマ好きを楽しませたいという想いで実現した今回のYouTube企画。展示されたデモカーは全部で14台。
R35 GT-Rやスープラ、アルファード&ヴェルファイア、ハリアーなど、新作のエアロパーツを装着したデモカーは生でみると圧巻だったでしょう。
来年こそは必ず東京オートサロンで思う存分カスタムカーを楽しみましょう。KUHL Racing TVではこの模様は3本の動画で紹介しています。
1本目は「車両搬入」、2本目は「デモカー紹介」、3本目は「ホイール&グッズ紹介」となっていますが、3本目の最後の最後にKUHLからのメッセージが込められているので、ぜひ最後まで見ていただきたいと思います。
【KUHL Racing TVの動画はコチラ】
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]