初心者必見!ホイールを換える前に最低限知っておきたい

ホイールのいろは【後編】

ドレスアップの第一歩といえるインチアップに関する基礎知識を紹介する「ホイールのいろは」。前編ではホイールやタイヤの名称を紹介しましたが、後編は車検やホイールの構造に関する話を紹介します。じっくりと読み込んで理解すれば、ホイールを購入するショップさんとの話がしっかりとできるし、理解もできる。インチアップがさらに楽しくなること間違いなしですよ。

前編はこちら!

ホイールを換えたら車検はどうなる?

ホイールをインチアップしたり、タイヤをワイドトレッド化すれば、見た目はカッコよくなる。ただ気をつけたいのが車検の問題。ツライチを攻め過ぎてタイヤ&ホイールが車体からはみ出てしまうと、フェンダー内と干渉したり、歩行者と接触するリスクが出てくるため車検に通らなくなってしまうのだ。またタイヤ外径(直径)が大きく変わると、速度メーターに誤差が生じるためNG。またホイール自体の品質も求められる。国土交通省が定めた安全基準を満たしていないと、車検に通らないので要注意だ。

■ タイヤ外径を変えない ■

タイヤの外径(直径)は純正と同じか近いサイズを選ぶのがインチアップの基本。というのも外径が変わると、タイヤが1回転した際に進む距離が変わるため、スピードメーターと実速度にズレが生じてしまうから。ちなみに車検ラインの検査ではメーターの誤差は+6%〜-22.5%の範囲内と定められているぞ。

■ タイヤ&ホイールの出幅 ■

保安基準に抵触するはみ出しタイヤとはどんなものか? タイヤ&ホイールの中心から上側に向かって線を引き、前方30度、後方50度がフェンダーに収まっていれば車検に通る。逆にハミ出ているとNGとなる。上の図を見ながらチェックしてほしい。

「<後編>【タイヤ&ホイールを交換する前に】知っておくとインチアップが2倍楽しくなる基礎知識」の1枚めの画像ツラウチ


2017年の保安基準改正で、タイヤ(リムガードを含む)は10㎜まで突出OKになった。またタイヤをツラウチにしていても、ハンドルを切った際にフェンダー内に干渉してしまうのはNGだ。

■ ホイールの製法 ■

▼▼鋳造▼▼

型に溶かした金属を流し込んで仕上げる鋳造は、デザイン性に優れているのが魅力。また鋳造技術の進化により、高い剛性を備えるモデルも登場してきている。
鋳造

大量生産に向いていて、コストを抑えられるのも鋳造のメリット。手頃感があるモデルが多いのはそのためだ。ただし、強度を高めるには肉厚を確保する必要があり、重量が重くなる傾向がある。

フローフォーミング
鋳造したホイールのリム部をスピニングマシンで圧力を加えて成形することで金属組織を密にする。強度が上がり、薄くできるため軽量化にも繋がる。鍛造と鋳造の中間的な製法ともいえる。

▼▼鍛造▼▼

高圧プレスで押し鍛える鍛造は、高い剛性と軽さを両立できるのが特徴。スポーツモデルに採用されることが多いが、製作コストがかさむため高価になりがちだ。
金型鍛造

アルミ合金を金型でプレスして成形していく。圧力を掛けていくことで、アルミ組織の密度が高まり、強度と軽さを高次元で両立できる。ただし複雑なデザインにするのは難しいという面もある。

切削鍛造
鍛造アルミビレットから切削機械であるマシニングセンタにより削り出して作られるホイールのこと。デザインの自由度は高いが、金型鍛造と比べると強度や剛性面で劣るのは否めない。

■ ホイールの構造 ■

1ピース

ディスクとリムが一体成形されている1ピースモデル。切れ目がないため剛性を確保しやすく、製造方法がシンプルなのでコスト面でも有利だ。

2ピース

リムとディスクが別体となっており、溶接で組み立てられる。ディスク位置を自由に設定できるので、インセットを細くオーダーすることが可能。

3ピース

アウターリム、ディスク、インナーリムをピアスボルトで組み付けるのが3ピース。重量面では不利だが、デザイン性に優れたホイールに仕上がる。

情報提供元:ドレナビ
記事名:「<後編>【タイヤ&ホイールを交換する前に】知っておくとインチアップが2倍楽しくなる基礎知識