PickUp AIR SUSPENSION VOL.1
4輪独立制御を標準化
ACC/エーシーシー
エアサス界の老舗、ACCのキットのこだわりは、すべて4輪独立制御であること。乗り心地はもとより、走行性能を見据えたこのパッケージは、エアサス特有の小さな違和感を払拭し、自然な使い勝手をもたらしている。
車高だけではなく、安心して使えるキット
エアサスにおいて4輪独立制御というのは、いささかハードルが高い。その理由のひとつは、ホースの接合部が増えることによるリスクの増加。また、パーツが増えることに伴う高価格化も、4独に対する苦手意識につながっている。
カスタム界におけるエアサスの老舗、ACCが手がけるのは、ベーシックなエアランナーとフラッグシップとなるオンザグラウンド、いずれも4輪独立制御を採用しているのが大きな特徴。
そもそもACCのキットは、ガッツリ落ちて必要なときにしっかりと上げられる車高のコントロール性に加え、安心して快適に乗れることを念頭に開発される。前後2系統ではなく、前後左右のエアバッグを独立して動かすことは、コーナーリング時のフィーリングを純正のそれに近い状態にすること。つまり、安心感のある走行性能を得るための必然の選択というわけ。
初めてのエアサスで後悔をしたくないという人はもちろん「エアを前後で制御する2独と比べて高いから」という理由で4独を避けてきた人も、ACCのキットに触れてみて欲しい。安心で快適なエアサスライフが、手を伸ばせばそこにあるのだ。メーカーのこだわりを直に感じてみて欲しい。
装着エアサス
ON THE GROUND/オンザクラウンド
全長調整式ショックを採用するオンザグラウンドは、ACCのフラッグシップモデル。ショック長を調整することで基準車高を変えられるので、着地系からほどほどローダウンまで幅広い車高のセッティングができる。キットは、4輪独立の機械式がスタンダード。
【PARTS SPECIFICATION】
対応車種:アルファード&ヴィルファイア、エスティマ
全長調整機能:○
減衰力調整:フロント:40段階、リア:14段階
価格:57万5000円~
フロント40段階、リア14段階の減衰力調整機能を備えたイエローが映える全長調整式ショック。クルマに応じて、最適なエアバッグが組み合わせられている。また、ACCではショックのカラー変更もOK。このフレキシブルさは自社組み付けならではだ。
MAX UP
MAX DOWN
ACCのエアサスは、限界まで車高を下げられるだけではなく、しっかりと上がるストロークの長さも魅力のひとつ。激低車高でアピールするだけではなく、段差などの障害物を避けるなど実用面でも使い勝手がいいのだ。
30アルファード&ヴェルファイアは豊富にオプションを設定
オンザグラウンドのリア調整部を最短にしたときに起こる干渉を回避。約20㎜のローダウン量を稼ぐことができる。
コンプレッサーを1基増設するキット。3/8インチホースを採用し、ラゲッジにインストールできる専用ボードもセット。
デジタル制御の3P/3Hシステム(23万円~)のコントローラーをセンターコンソールに取り付けるためのパネル。
問:ACC 0790-23-0700
https://www.accincjp.com