テーマは懐かしの〝2ドア番長〞
超ワイドなオバフェンで刺激的スポーツフォルムに
CRYSTAL EYE×BODY SHOP KIKUTA/VELLFIRE
クリスタルアイ×ボディショップキクタ/ヴェルファイア(30系)
東京オートサロン2020会場でひと目みたら頭から離れない、それほどのインパクトを打ち出していたクリスタルアイのデモカー。まず衝撃なのが、後期アルファードルックにフェイスリフトしたヴェルファイアがベース車両ということ。そんなアルファード(!?)の製作テーマの柱は、今シーズン流行の兆しが見える“スポーツ”。
後期アルファードのフェイスリフトも!!
クリスタルアイのデモカーを、ボディショップキクタが全面プロデュースし完成したアルファード。
昨今流行りのビス留めオバフェンではなく、全高の高いミニバンが低重心に見えるよう前後に長くラインを成型。リアフェンダーにいたっては、スライドドアの開閉を無視した形状とし、昔懐かしの2ドア仕様を再現している。
他にもアルファード定番の20/21インチではなく、19インチでホワイトレタータイヤを組み合わせた足元や、ジェイドオレンジで全塗装されたカラーリングなど、〝ショーカー〞と言わんばかりの仕上がりだが、すべてに共通しているテーマはスポーツであるということ。
「今年注目されているクルマの1台がトヨタ・スープラ。2ドアのスポーツカーです。そんな時代ですから、カスタムの流行もきっとスポーツを意識したデザインがくるんじゃないかと思っています。ですのでスポーツのテイストを入れながら、オートサロンらしい面白いカスタムができたら楽しいと思い製作したのがこのアルファード」とボディショップキクタの菊田さん。
クリスタルアイの「常に新しく斬新なモノ作り」というテーマで開発されるファイバーフルLEDテールの魅力もより一掃際立たせる1台に仕上がったアルファード。
あまりの完成度の高さに、製作車両をアルファードと呼んでいるが、ベース車両はヴェルファイアの30系前期。30後期アルファードのフェイスリフトという事実も脱帽もの。
フロント40mm、リア70mmのワイド化
旧車カスタムのテイストもとりいれているというオーバーフェンダー。出幅はフロント40mm、リア70mmという数値だが、前後へ大きく伸ばすことでそれ以上に大きく見える。
S2000用のセミバケットシートを流用。ボディカラーと同色で張り替え、窓越しから見た時の統一感を図る。
クリスタルアイ・ファイバーフルLEDテール
横一文字にファイバーLEDが点灯するクリスタルアイのテールレンズ。ワンオフで製作したリアゲートウイングの裏面を鏡面仕上げとし、わざとLEDのラインを映り込ませた。また両側面の上部レンズがブラックアウトされているため、純正よりもアイポイントが下がり、よりローフォルムが強調される。
【PARTS SPECIFICATION】
価格:7万8000円
レンズカラー:レッドクリアー、スモーク、クリアー、ブラック
適合:30アルファード&ヴェルファイア(前期・後期)
※アルファード・前期/後期、ヴェルファイア後期への取り付けは専用リアガーニッシュが必要となります。
アルファード製作のプロデューサーはボディショップキクタの菊田社長(右)。菊田社長の提案を元に、工場長の東口さんほか精鋭スタッフが試行錯誤を重ね作り上げた。
【DEMO CAR SPECIFICATION】
AERO:ワンオフ
EXTERIOR:オーバーフェンダー=ワンオフ、フロントマスク=30後期アルファード純正、テールランプ=クリスタルアイ、バックフォグ=クリスタルアイ(86用)
WHEEL:ワーク・マイスターL1(19×F10.5-13,R12.0-32)
TIRE:マイルスタータイヤ(225/40-19)
SUSPENSION:エアサス・プラジス
BODY COLOR:ジェイドオレンジ(全塗装)
問:
クリスタルアイ 0745-88-9054
http://crystal-eye.jp
ボディショップキクタ 0745-82-5144
https://bodyshopkikuta.com
スタイルワゴン2020年3月号より
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