最新エアサスを連載でチェック! #04(最終回)
車高自在だから行動範囲も拡がる
話題のアップスタイルをエアサスで
ACC/AIR RUNNER LIFT UP Ver.
エーシーシー/エアランナー リフトアップバージョン
ショック&スペーサーを長くして車高をアップ
カスタムシーンにおけるエアサスマーケットを古くから支えてきた老舗、ACC。
最近ではデジタル制御の3Pシステムを発売するなど、ラインアップを拡大。その基本となるのが、ACCのスタンダードモデルであるエアランナーだ。
4輪独立&機械式を標準とすることで、高い走行フィールとトラブルが起きにくい安心感を両立。エアサスに抱かれがちなネガなイメージを払拭すべく、こだわり続けている部分でもある。
それを支えているのが、ショックのストローク量。「よく下がって、よく上がる」は、エアランナーの強みである。
その強みが活かされたキットが【エアランナーリフトアップバージョン】。ここ最近話題のリフトアップスタイルをエアサスで実現できるキットだ。
例えば、新型RAV4では100㎜アップから50㎜ダウンまで、なんと150㎜もの車高調整幅を実現。サゲ用エアサスとは逆で「よく上がって、よく下がる」を可能とした。
では、なぜエアサスでアゲるのか。車高を下げると行動範囲が狭まるというが、それは程度の違いこそあれリフトアップも同じ。
例えば、立体駐車場で全高がオーバーしているとき、スイッチひとつで車高を下げられたらどうだろう。
そう考えると、アップスタイルなエアサスも十分アリ。多彩な車種展開を期待したくなるのだ。
リフトアップ仕様の特徴をチェック!!
エアタンクやコンプレッサー、電磁弁はラゲッジボード下の収納スペースに装着。デモカーはコンプレッサー&エアタンクを追加したハイスピード仕様。
フロントはショック全長を長く設計することでリフトアップを実現。エアバッグはローダウン用と同じものを使用している。
リアもショック&エアバッグはローダウン用と同じ。エアバッグ上のスペーサーの高さがローダウン向けとは異なり、リフトアップを可能としている。
エアランナーは標準で機械式を採用しているため通常は4独パドルスイッチだが、デモカーは3Pシステムを追加。リモコンで車高の上下ができる。
3Pシステムってなに?
電磁弁とリモコンがセットになった3Pシステム(25万円)。メモリ機能など利便性を向上してくれるほか、スマホアプリでエアサスの操作ができるようになるなど、超絶便利なオプションユニットなのだ。
MAX UP
MAX DOWN
新型RAV4用は全上げで約100㎜アップ、全下げで約50㎜ダウンを合わせると約150㎜という調整幅。全上げのアップスタイルはもちろん、全下げでもマッチョでカッコいい。
【PARTS SPECIFICATION】
■対応車種:RAV4、C-HR
■価格:55万5000円
SUVをターゲットにサゲ用・アゲ用キットを展開中!
リフトアップバージョンが設定されている車種であれば、ローダウンバージョンもラインアップしているのがACCエアランナー。リフトアップバージョンでいうと、新型RAV4ではオフロード感のあるアゲスタイルだったが、C-HRではクーペフォルムを活かしたハイライザー的魅せ方を提案。一方で、ローダウンバージョンは、ある意味見慣れたカッコよさをアピール。あなたはどっちが好み?
C-HR LIFT UP Ver.
C-HR LOW DOWN Ver.
エーシーシー 0790-23-0700
https://www.accincjp.com
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ_霜田奈緒]