【新型車インプレッション】
さらに使いやすく、便利に、
乗り心地が良くなった新型を試す!
DAIHATSU Tanto&Tanto CUSTOM
ダイハツ/タント&タントカスタム
2WD=LA650S系 4WD=LA660S系
軽スーパーハイトワゴンのパイオニアであるタントが、4世代目にフルモデルチェンジを行った。
新型タントの最大の見どころは、DNGAと呼ばれる新開発のプラットフォームを採用したことによる走行性能の進化だ。
今までの軽スーパーハイトワゴンは重心が高く、カーブを曲がる際に車体の傾きが大きくなりがちだったが、新型タントは重心が低く抑えられており、ロールも少ないので旋回時の安心感が高いのだ。
サスペンションは先代に比べると多少引き締まってはいるが、乗り心地が悪くなっていないのも美点。
エンジンやCVTにも大幅な改良が施されており、自然吸気エンジンでもアクセル開度の少ない市街地走行なら、車重を感じさせることなくスムーズに走ってくれる。ターボエンジンも常用域のトルクがアップしたことで力強さが増し、静粛性も高められている。
オプションのスマートアシストプラスを選択すれば、全車速域対応のアダプティブクルーズコントロールや車線中央を維持して走行するレーンキープコントロールが装備されるので、高速道路で長距離を走っても疲れにくい。
乗降性に優れたミラクルオープンドアに加えて、運転席のロングスライド機能や助手席ドアのイージークローザーなどを新たに採用して、子育てファミリーの使い勝手を大幅に向上。
ほかにも電動ステップをオプションで用意するなど、新型タントは高齢者にも優しいクルマ作りが行われている。
DNGAプラットフォームを採用したことにより、着座位置と視線に加え、重心も低くすることに成功。前席はグレードによりベンチとキャプテンがある。
死角となるAピラー形状のほか、視線移動が多かったメーターをドライバー寄りに変更するなど、細かい部分を改善。収納箇所は大小多数あり。
運転席が540㎜、助手席380㎜スライドにより車内移動&乗降性が向上と、ますます実用的に。反面、座席背面の収納など、残すべき機能が廃止に。
後席は240mm 前方にスライドさせれば荷室拡大ができるうえ、背もたれ上部にあるレバーにより荷室側からも後席格納ができるようになったのは朗報だ。
後席は240mm 前方にスライドさせれば荷室拡大ができるうえ、背もたれ上部にあるレバーにより荷室側からも後席格納ができるようになったのは朗報だ。
グレード差はあるが、全車速対応のクルコンや駐車アシスト、踏み間違い抑制などの先進機能も搭載。USBやシートヒーターなどの快適装備も多彩だ。
問:ダイハツお客様コールセンター 0800-500-0182
https://www.daihatsu.co.jp
スタイルワゴン2019年10月号より
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ]